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ハーバード流育脳ピアノレッスン⑤アメリカの音楽学部が総合大学にある理由

前回の記事でリベラル・アーツについてご紹介させていただきました。


なぜアメリカの音楽学部は
音楽大学ではなく総合大学にあるのでしょうか?

ハーバード大学の場合
リベラル・アーツと科学の教育は
最も中心的な教育理念であり目標です。

学生達は世界に貢献できるようになる前に、
まずはリベラル・アーツと科学の教育を通して
広い知識の基礎を学び
比較分析力、判断力、表現力を得るのです。
前回ご紹介した「ハーバード大学は音楽で人を育てる」
によると

ハーバード大学の一般教養科目は

● 美学的・解釈的理解
● 文化と信念
●経験的・数学的思考
● 論理的思考
●生態体系の科学
●物理的宇宙の科学
● 世界の諸社会
●世界の中心のアメリカ合衆国

の8つにカテゴリー分けされています。

  
この中の「美学的・解釈的理解」カテゴリーの中に
芸術関連科目が含まれていて
このカテゴリーの目的は

「文学・絵画・彫刻・建築
音楽・映画・舞踏・宗教・装飾
などの文化的表現を理論的かつ批判的に解釈し
芸術の世界と知的に関わり合うこと」

なのです。

ですから、Faculty of Arts and Sciences (芸術科学学部)には
7つの学問(文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文・音楽)が
すべて入っているそうです。

芸術科学学部の学生達は
それらのクラスをまんべんなく履修しなければならないそうです。
それだけ芸術の授業の価値を感じているということですね。
日本ではまだまだこういう考えはあまり浸透しておらず
総合大学でもここまで徹底しないのが現状です。

今回アメリカのこのお話を聞いて少し残念に感じました。

日本でもリベラル・アーツの重要性がもっと認識されて
芸術の価値が高まることを願います。

私たちピアノ講師は微力ながらでも生徒さんたちに
ピアノ、音楽の素晴らしさをしっかり伝えていく使命があると
気持ちを新たにしました。

この一連の記事を読んでくださった皆様の中で
芸術の重要性について共感してくださった方がお一人でもあれば
こんなに嬉しいことはありません。



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