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音のバランスについて〜グランドピアノの構造上にあります ③

前回に引き続き、(長いですが)

一般に「あ!この子、上手!」

と、ピアノを習わせている親御さんなら、我が子が発表会などで、お客様に言われたら、嬉しいですよね。

必ず、毎年、私達が上手だと思っていた生徒さんは、知らないお客様にも

「上手だったね」

と、言われています。
また、直接言われなくても、どこかで言われています。

では 誰が聴いても上手な演奏の中の1つとして。

"右手、左手の音のバランスです。"


ほとんど右手は、メロディを弾きますが、(中には左がメロディの曲もあります)

同じ人がバランスの対比を変えて、弾いてみます。
そこで、①右手が大きく、左手が小さく
②右手が小さく、左手が大きく


これを試してみると、明らかに①の方が上手に聴こえます。

では、①簡単では?と、思われる保護者の方もおられるかもしれませんが、


試してみてください。

テーブルの上に手を置いて、右を強く、左は弱く
同時に叩きます。
初めての方は、大人でもなかなかできないと思います。

そこで、教室では、ボンゴを使って、右手を強く、左手を弱くする練習もしています。

それが出来るようになったら、

実際に鍵盤1つずつ(右、左)鳴らしてみる


そんな感じで進めて行くと、何年か、かかるかもしれませんが、そのうち出来るようになります。

中には早いお子さんもいます。

しかし、ここで1つ大きな問題が出てきます。


グランドピアノは なぜあのような形になっていると思いますか?

低音になればなるにしたがって、弦が太く長くなっているからです。

逆に高音の弦は、細くて短いのです。

グランドピアノの中を見たことがない生徒さんが、いましたら、是非、先生に伝えてみて下さい。(両手に入ったら)



先程のバランスに戻します。

左右の強弱が難しい上にグランドピアノでは、

同じ強さで、弾くと弦が太くて長い方が大きな音が出てしまいます。


さらに言えば、教室のYAMAHAC3グランドピアノと、

発表会で弾けるコンサート用のスタインウェイでは、さらに差が付きます。

すると、左右の強弱ができていても、さらに耳を使って、音のバランスを聴きながら弾かないと、
左の伴奏が大きく目立ってしまい、
結果的に、あまり上手には聴こえません。

ですから、弾く時には、ボーっとしていないで、そのホール、教室などで、どんな風に自分の音が鳴っているのか?

ピアノは あらゆる箇所を敏感に使う習い事です。

バランスは右手7に対し、左手を3の割合で弾ければいいですが、実際に鳴っている音は、そのような理由で、できない場合があります。


電子ピアノは残念ながら、このような事は難しいので、
レッスンで弾いた指の感触を覚えて、家で練習して下さい。


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