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ヒンデミット著『作曲家の世界』

前回ブログから、なんとなく続き。
ヒンデミットつながりです。

ヒンデミット著『作曲家の世界』(佐藤浩訳・音楽之友社)という本があることを発見し、図書館で拾い読み。


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本の写真はネットから拾ってきたものです

作曲家という人間が何を考えているのか、頭の中をのぞくような感覚の本です。

哲学的なところはだいぶん難しい(だから眠くなる)けど、彼の経験談やエピソード、白黒ハッキリとした意見は面白いです。

印象に残った言葉をいくつか抜粋。



作曲家が音楽を組み立てる場合の素材は和声と調性の動きである。


音楽が引き起こす情緒は、真の情緒ではなく、かえってそれらは我々が前に経験したことのある情緒の影像にすぎない。


我々の音楽は、約千年この方、もっぱら和声構造を持ったものとして発展してきたため、我々にとっては、和声的・調性的な意味を考えずに旋律線を理解することは全く不可能である。


作曲の天才とは、幻を見る力がある。一つの完全な楽曲の姿を、自分の心眼で、稲妻に照らされたように、(全体も細部も)いっぺんに見る才能がある。天才とは、そればかりでなく、この幻を実現する力と粘り強さと、技巧を兼ね備えている。


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