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ピアノの拍子木 〜調律師・荒木欣一さんの熟練技〜

いつもお世話になっている調律師、荒木欣一さん。先月末にスタインウェイの調律をしていただき、ますます楽器が鳴るようになり、音色の多彩さも増してきたと思っていたら。

1週間ほど前から、低音域で木がきしむような音が出るようになりました。
ペダルを左右とも使うときに聞こえてくる感じ。

お忙しいなか時間を取っていただき、荒木さんに調整にいらしていただきました。

きしみ音は出る時と出ない時があるのですが、私がしばらく弾いて「あ、この音です!」となったら、さっそく調整開始。


「おそらくこれが原因ですね。」
という部分が、こちら↓
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ん?この、最低音の左横のモノ?
黒くポチッとついてる、長方形の木のパーツです。

このパーツは最高音の右横にもあります。
右のパーツはこれ↓
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さてこのパーツ。左右セットで、

拍子木

と呼ばれているそうです。
日本の調律師の世界では、ね。

火の用心〜と言いながらカーンと鳴らす、拍子木ですね。


左の拍子木を取り出して、ささっと調整していただき、終了。しばらく様子を見ることになりました。

ありがとうございました!


荒木欣一さんが素晴らしいのは、ピアノの調律や調整に熟練されている上に、分かりやすく説明してくださることです。

今回も拍子木をセットで取り出して、ピアノ内部の仕組みと、きしみ音の原因を解説してくださいました。

この拍子木。
鍵盤の位置を左右で固定しているのですが、この固定の位置がピアノの音色を決定づけるという、非常に重要なパーツだそうです。

スタインウェイの拍子木のセットはこちら↓
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金属部分の形状が左右で違います。


低音側の拍子木をヤマハとスタインウェイで比べると、、、
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スタインウェイでは金属が使われていますが、ヤマハでは樹脂です。

メーカーごとの違いや、スタインウェイでも製造年代によっては金属ではなく樹脂が使われていること等。

荒木さんの解説は、調律師としての彼の熟練度と、ピアノへの愛情、親切なお人柄の合わせ技!

ありがとうございました!!

レッスンの合間に調整していただいたので、その場に同席したレッスン会員さん達も熱心に聞き入っていました。


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