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〈楽譜を選ぶ〉に補足!ショパンの場合

〈楽譜を選ぶ〉ということについて、3回に分けて長いブログを書いてきました。
これまでは古典派のソナタ/ソナチネの楽譜について書きました。書き終わって少し経ってから思い出したことがあります。

あ、そうだ、ショパンも楽譜選びに気をつけなきゃいけないんだ!!

というわけで、〈楽譜を選ぶ〉に補足。ショパンの場合。
まず、お勧めの本があるのです。これです↓
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この本を読めば、タイトル通り「ショパンの楽譜はどの版を選べばいいか?」ということが分かります。

結局のところ、ショパンの場合に(他の作曲家でもありえますが、特にショパンの場合が多い気がします)何に気をとめなければならないか?というと、

楽譜が全てではない

ということです。


ショパンは出版された後の自分の作品においても、弟子のレッスン中に音の変更をしたことすらあったのです。
出典:エキエル版「前奏曲集」の別冊注釈


ショパンにとって印刷された楽譜とは、自分の作品を〈ある程度〉記録していたに過ぎなかったのだ、と思います。

作品は時と場合によって変化し、彼はそんな〈変化〉を楽しんでいたように思えます。その証拠として、ある弟子の証言。

ショパンの演奏は毎回違っていた。そして毎回素晴らしかった。
出典:「弟子から見たショパン」音楽之友社 
この本は以前のブログでも紹介しています。



ショパンを弾くときは楽譜に対する感覚を柔軟にする、という感じですかね?
古典派の作品と同じく、作品の生みの親と直接対話している感覚で曲に取り組めたら、演奏する楽しさがふくらみます!



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