発表会に向かって前進中

12月の発表会に出演する生徒さん達は、夏休みに譜読みをスタートしてほとんどの子が大体暗譜も出来たかなという状況です。
ここからはより素敵な演奏を目指して、どう表現したいのか生徒さんと一緒に考えたり、まだ定着していない部分をクローズアップして、どんな練習が必要かを伝えています。

暗譜で弾けるようになると通して弾く練習ばかりしがちで、テンポやリズムが乱れたり、音符の長さや高さを間違っていることに気付かず1部アレンジ状態になっていたりする子も...
ということで、レッスンでは初心に戻り楽譜をじっくり見てもらい、細かくレッスンしていきます。
生徒さんによっては、「もう見ないで弾けるもーん」と初心に戻りたがらない場合もあるのですが、もっと素敵な演奏にするための作戦を考えようと誘導しています。

同時に曲のイメージを深めて表現する力をつけてほしいので、曲のストーリーを考え場面に合った音を想像したり、和音の変化を色で考えさせ「この響きは何色のイメージ？」「次は同系色？違う色？」「濃い色？薄い色？」と色でイメージしていくこともしています。
装飾音符は「可愛くおしゃれしてあげてね」と声をかけると、途端に美しい音の装飾音符になったり。

生徒さんのイメージを引き出し膨らませる言葉をたくさんかけて、素敵な演奏に導いていきたいです！