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座り姿②

作年7/11に“座り姿”についてブログを書きました(内容は座り方と演奏の関係です)。今回はその続編と言いますか、生徒さんの身長の伸びと共に、改めて大切に思った事を文章にします。

先ず、生徒さんが小さい時には、座る高さと鍵盤からの距離を調節するのは、全て大人の仕事だと強く思います。
何故なら、椅子の高さ調節の器具の動かしにくさと共に、足台が置いて有るために(通常足台はピアノ椅子の足にかなりピタリと付けて置きます)鍵盤との距離を調節するには、足台と椅子の両方を動かす必要が有ります。
ですから、先ず物理的にお小さい生徒さんにはとても大変ですね。

レッスンでご一緒する時には、
私がセッティングし、一度弾いてみてから、直す場合には、「肘がこのくらい曲がる高さに直しましょう」とか、「鍵盤とお腹の間に、もう少し大きなメロンが入るくらいにしましょう」とか、ご本人やお母様に色々お話しながら直します。

そして「家でも気をつけてね」と伝えますが、たまに動画レッスンの映像を見ると、とても低い椅子で弾いていてびっくりする事も有ります。こんな時は動画レッスンに感謝しつつ、もう一度お伝えして、お母様に直していただきます。

とにもかくにも、一度と言わず何度でもお伝えします。

そうこうする内に、小学校四年生くらいになると、身長も伸びて、自然に足が床に着くようになってきます。

その段階で、レッスンの初めに「椅子は丁度良い?」と一緒に確認を心がけます。直す必要があれば、もう自分で直してくれます。

あと少しする頃には、声掛けを待たずに、自分でひょいと椅子を動かしながら、弾きやすい位置に調節して、鍵盤にスッと手を伸ばし、弾き始めて良いか、こちらを向いて待っていてくれる様になります。

良い音が出てくるのが想像されるその姿に、ちょっと感慨深い思いを味わいながら、レッスンを始めている所です。


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