日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

ミクロの目とマクロの目

こんにちは。
アミカ芦屋ピアノ教室の藤本です。
週明けはスッキリしたお天気ですね。

昨日は音楽高校に入ったばかりの高校生のレッスンでした。
夢が叶って新しい環境での生活を満喫しているようです。頑張った甲斐があったね。

さて、
レッスンの曲は、
2ヶ月近く取り組んでいるブラームスのラプソディ。まず通して弾いてもらいました。
久しぶりに聞く演奏でこの所の練習の成果も感じる演奏でしたが、本人はなんだかいまいち乗らない様子です。

演奏が終わって、
「ありがとう。和音の響きも良いし頑張っていると思うけれど、納得いかない感じね。今は仕上げに向かって何パーセントの所にいると感じてるのかな」
と尋ねると、
「50%くらい?でも、今弾いたらもっと低いかも…音のミスも多いし、強弱もないし、全然ダメだった」
「仕上げるのにあと50%かまたはもっと多く足りないと感じるてるんだね。その50%は何が欠けていると考えて練習しているの?音間違いがなく、強弱がつけば、自分の思う100%に近づくのかな」
「うーん、そうでもないと思う。あまり考えてなかったかも。音間違いや弾く事でいっぱいで」
「うん、よくわかるよ。
でも画家が絵を描く時、キャンバスに近づいて一筆ずつ置き、少し書いたら全体を見渡して、また近づいてと交互に確認しながら一筆ずつ置くよね。音楽は見渡す事が出来ないけれど、全体の流れを思い浮かべて、今の練習が全体の何にあたっているかわかりながら練習する事が大事なの。
今はただ細かい練習をしているように聞こえないけれど、仕上げようと思って練習進んでいる?」
「まだまだだと思って、全体の事は考えてなかったかもしれない」
「そう、でもこう弾きたい。という構想がないと、一つの音も本当は出せないよね。全体のテンポ設定や弾きたいと思う曲想や特徴を改めて確認して、そして細かくレッスンしてみようね」

ピアノは音も多くてする事がたくさん。
全体の事はまたいつか。みたいになってしまいますが、たった一つの音も、
全体を見渡して決まっているもの。
ミクロの目とマクロの目を行ったり来たりしながらの練習が大切ですね。

ピアノ教室.COM


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント