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バロック曲をよりよく弾くには?

大阪府藤井寺市・河内長野市のピアノ教室です。

私はチェンバロで通奏低音奏者として関西を中心に演奏活動を行っています。
通奏低音とはバロック時代の演奏形態で、いわゆる「伴奏」みたいなものです。

「みたいなもの」というのは、楽譜には右手の弾く音が書かれていません。
左手で弾くベースラインと「数字」が書かれています。
例えば、ドの音に「35」と書かれていたらドミソ、「46」と書かれていたらドファラ、というように。
もちろんこれはただの原則であって、旋律楽器や曲想(テンポ、速度)などによって音の増減やリズムを付けたり、
メロディーラインにすることもあります。

このように、バロック音楽は「自由なもの」そして
「低音のライン」「和声進行」がとても重要です。

楽譜を見て弾くとき、どうしても右手で弾くメロディーばかり気になりませんか?
そのときには左手のバスのラインの音楽がおろそかになっていることが多いです。
左手で音楽の流れを作っていくようにしましょう。

調性感も大事です。今弾いているのは何調なのか、そしてそれはどこまでなのか?
終止形(カデンツ)を意識しましょう。

バッハなどバロックの楽譜には強弱が書かれていないことがほとんどです。
しかしそれは鍵盤楽器ならではの事情によるもの。
他の器楽曲、歌の曲などにはfもpもあります。 

チェンバロやクラヴィコードでは強弱をつけることは難しいことでした。
だから書かれていないだけ。(全くできないというわけではないです)

でも、皆さんが演奏しているのは強弱の表現可能なピアノ。
もちろん、ショパンやリストなどのようなドラマティックな表現とは違いますが、
先に書いた「和声感」「旋律の動き」「調性」などの楽譜の手がかりから
豊かな表現を作っていきましょう。


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