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なぜ北村朋幹は女性を失神させたのか

 机の上にたまたまリストの新書があったので、つい。でも本当に昨日はムジカーザでリサイタル中にお客さんが倒れて救急車で運ばれてしまった。無事だったようで良かった良かった。
 9月28日、浜離宮で郷古さん、横坂さん、北村さんのシューベルトは仲良し3人組って感じの楽しく生きのいい演奏で、きれいな音の受け渡し、透けて見えるようなバランス、制御されたスピードで、会場はとても盛り上がりました。シューベルトってこんなに面白いんだ!!というのをはっきり打ち出そうとしていて、3人のキャラも実にしっくりしている。アラサーの彼ら、もう若手というのは憚られるほど、堂々たる演奏、しかも新鮮な喜びもある。
 10月1日は、北村さんのソロリサイタル。代々木上原の駅で、郷古さん発見。遠目でわかるほど大柄でイケメン。それでいて演奏は質実剛健。これからN響のコンマスの隣に見かけることが増えるらしいです。3日おきに本番で忙しいのに、ちゃんと友人の演奏会にかけつける、やっぱり熱い友情で結ばれてるあたりくやしいったら。
 さて、森の情景、ベーゼンドルファーの柔らかく夢のような演奏の終盤、予言の鳥の中、ドサリ、という静かな音で人が椅子から倒れ、でも皆さん騒がず、北村さんも気が付いても演奏を続け、係と近くのお客さんが、そっと倒れた人をロビーに運び、休憩中に救急車到着ということに。後半、テンペストと、なんとリストの巡礼の年、スイス全曲! ドーン、チャチャーン、バーン!!と、騒々しい演奏に辟易することの多いこの曲、どうするの~?と思っていたら、やはり北村さんが弾くと、ひりひりするような旅愁、恋のため世間を敵に回す苦しみ、情熱の過ぎ去る切なさ、などなど泣きたくなるような感受性鋭い演奏になるのでありました。しかも、ヴィルトゥオジティも余すところなく発揮して、ジョン・ケージで欲求不満にでもなっているのか、さーすがー!!というスケールの大きさも見せてくれました!!私も失神しそう。。。
 アンコールでは、ちゃんと森の情景のラストの 別れ をやってくれました。そうそうそれで良いのよ。。。!
 


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