ピアノが生まれ変わった！？

　自分のピアノの音がどうも心地よくない。。。とここ数ヶ月、もやもやしていて、練習中もかすかなノイズや音質のばらつきなど気になって集中できないので、思い切って大掛かりなメンテナンスを頼むことにしました。
　7月、8月の2回に分けて、合わせて5時間以上の調律や調整をお願いしたところ、なんということでしょう！！新品のピアノが来たみたいに、ふくよかな音と弾力のあるタッチが戻ってきて、期待以上の楽器になってしまいました！買って30年もたつピアノですが、状態がとても良いそうで、まだまだ十分活躍します。。。と調律師さん。湿度温度管理が悪かったのか？とか、買い替え時期なのか？と神経質になっていたので、ほっとしました。
　今回、ネットで知った初めましての調律師さんでしたが、見たことのないメンテナンスのやり方をたくさん見せてもらい、詳しく解説もしてもらいました。後で自分でやってみても良いということなので、後日、記憶を頼りに恐る恐るハンマーを分解し、シャンクフレンジの可動部を横からそっとハンマーでたたく、という裏技をやってみたところ、気になっていたノイズがきれいに無くなって、うれしいのなんのって！フェルトにピンを入れる角度も教えてもらったので、それもやってみたら、音がなめらかになり、演奏がうまくなったような錯覚さえしてしまう。トリルや連打も簡単で、うそみたい。。。
　調律の面白さに今さらながら気づくって。。。遅い！！ピアノは自分でいじっちゃいけないような気がしてましたが、正しく手入れできるよう、今後も調律師さんにしつこく教わって、いつでも良いコンディションで弾けるようにしますよ！
　それにしても、5時間も横に張り付いて作業を凝視していても飽きることが無いくらい、メンテナンスの手さばきは美しいものでした。汗だくでの調律、本当にお疲れさまでした。