筑波付属視覚支援学校の見学

　持つべきものは友達であります。友達の友達が、護国寺にある、筑波大付属、視覚特別支援学校の先生をしていて、授業見学と面談に呼んでくれました。日本唯一の国立の盲学校です。
　幼稚部から大人まで視覚支援の必要な方がたくさんいて、普通の授業はもちろん音楽科、理学療法科など仕事に結びつく勉強もしています。
　大きな建物にいろんな年代の方がいて、とても開放的な雰囲気です。私は小学４年生の音楽と、高校２年生のヴァイオリンの授業を見学し、その後自立活動の先生と面談しました。
　小学生はみな元気で明るくて、言いたいことを言い怒られたり褒められたりして、普通の学校と変わりません。４年生は８人で音楽の先生は３人、きっと深い絆と信頼があるのでしょう、わきあいあいとしています。音楽会を控えて、合奏や歌を聴かせてくれました。高校生のヴァイオリンのレッスンは音大の先生の個人授業で、驚くほどハイレベル。メンデルスゾーンのコンチェルトがピアノ伴奏付きで聴けてうれしい～！
　自立活動を支援する先生には、目の不自由な方を誘導する時は右腕を相手の左手に触れることや、空間や色などはイメージしやすく説明することや、点字楽譜の導入は、学校での点字読み書きが安定した後が良いことなど、質問に丁寧に答えていただきました。
　一人暮らしも、料理も楽しんでいるそう。節電のため夜も電気をつけないとか！記憶力の良さ、コミュニケーション力の高さなど、ぼーっと暮らしている自分にはとても及ばない。
　そこで学んだ生徒さん方の高い能力が社会で正当に評価され、もっと活躍の場が広がることを強く希望しました。