レベルを維持していくには

　前回の記事の続きとなってしまいます。ご了承くださいませ。

　コンクールで毎年のように入賞し続ける事は並大抵の考え方では通用しないと、お話しましたね。それは音楽の世界に限らず、学校の成績においても共通する事だと思います。

　学校の成績優秀者も人それぞれですが、真面目でしっかり者であれば中間・期末試験などの定期考査やその他の試験も含めて、繰り返し予習・復習をして努力を惜しみません。表面的なただ暗記さえすれば点数が取れる考え方でやっている子もいますが、それはどこがで限界が来ると思います。ちゃんと深い所を追求して心に残るお話をインプットするやり方で学習すると、高得点を取りやすくそれを維持しながら新しい知識を得る事が出来ると思います。まずはお手本があって基礎を身に付け、後は徐々に応用していく事で人は次第に頭が賢くなるのです。

　先生の熱意や上手な引っ張り方も大切ですが、後は自分の努力と責任で上手く取り入れて消化していく事だと思います。私はお勉強やレッスンの厳しい環境で育てられ、小さい時から中学生くらいまでは学校のお勉強で苛立つ事が多々ありました。しかし、高校生になって今の師匠と出会い、まずは基礎を作って固めていき、後はそれを上手く応用しなければ後々つまづく事を口酸っぱく指導を受けました。こうした事により、私は音楽に限らず学校の成績（普通科高校）でも成績が伸びました。

　先生や専門家など上の立場の人から褒められたいなら、目先の応用問題ばかりを追いかけないで、まずは基礎から学習して徐々に固めていきましょう。