連弾

　私のレッスンでは、生徒さんが練習してない時の事を考えて、
片手ずつのアンサンブルを実施しております。片手ずつのアン
サンブルを通して、生徒さんの好きな楽曲（ディズニーやジブリ
など）を連弾して、楽しませております。

　私は小さい時に、個人レッスンで先生とピアノ連弾をやった記
憶がなく、ただバイエルの練習曲を３０分以内のレッスンでやる
程度でした。こういったつまらないレッスンを受けてきたため、ピ
アノ嫌いになって辞めていた時期がありました。しかし、高１の時
に今の師匠に出会ってから、ピアノソロのみならず、連弾、ソル
フェージュや理論などを総合的に学んでから、ピアノ連弾を好き
になりました。

　連弾の楽譜を選ぶ上で、私が常に心がけている事は、アレン
ジのセンスですね。Ⅰがユニゾンでメロディーを弾き、Ⅱが常に
伴奏でⅠのお供をしてるものは、決められたレールしか走れない
印象があり、正直言って刺激が足りなくてつまらないと思います。
時にはⅠが伴奏、Ⅱが低音でメロディーを弾くといった、役目を
変える所がなければ、勉強にならないと思います。オーケストラ、
ブラスバンドや室内楽などで、常に同じ楽器が旋律を奏でている
とは限らないですね。時には、トロンボーンなどの低音楽器がメ
ロディーを奏でて、ヴァイオリンやフルートなどの高音楽器が対
旋律もしくは伴奏の役目に徹することもあります。これと同じよう
に、ピアノ連弾のアレンジにおいては、メロディーを弾くパートが
入れ替わる所があるものを私はお勧めしております。

　その私がお勧めする楽譜は、ヤマハ出版の「みんなのピアノれ
んだん」シリーズです。今から２０年以上前に発売されましたが、
中には絶版になったものもあります。それが今となっては、この
シリーズはベスト・セレクションとして発売されています。ディズ
ニー、こどものうた、ミュージカル、クラシック曲集など、様々なも
のがありますが、今でも出版されてるロングセラーのものが、「ディ
ズニー名曲集１」、「サウンド・オブ・ミュージック１７」、「ルロイ・アン
ダーソン名曲集７」ですね。特に小さなお子様のレッスンにおいて
は、「ディズニー名曲集１」はお勧めですので、是非連弾のレッスン
にご活用ください。