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電子ピアノとアコースティックピアノの違い

 本日は乾燥した空気で晩秋らしい晴れの日ですね。

 ピアノ教室へ通うなら、お稽古ブームだった3~40年ほど前だと、各家庭で必ずアップライトピアノを購入してからレッスンへと備えてましたね。ところが、ここ20年くらいで電子ピアノの普及率が高くなりました。日本の住宅事情の問題に加えて、アコースティックピアノよりもお手頃な価格で購入出来る事もあって、電子ピアノを置くご家庭が増えました。

 アコースティックピアノは木で出来ていて弦を張っているので、生きた楽器なのです。ピアノの鍵盤を下ろすポーンと音が響き、フェルトハンマーがそれに反応して弦を叩くのです。基本的には打楽器の原理なのです。湿度、乾燥や季節などの影響もあって、響板など材料の木に変化が出てきて音の狂いなどが生じます。そのため、良い状態を維持するためにはピアノを弾く頻度を多くしてあげるのはもちろんの事、毎年必ず調律しなければ、楽器としての価値が薄れてきます。購入して2~30年経つと、弦やフェルトハンマーの質が劣化してくるので、ホールアウトになるでしょう。お値段はそれなりに高いですが、購入するには慎重に考えてプロからのアドバイスを受けてからのほうがいいでしょう。購入したら、そのピアノがこれから長いお付き合いするパートナーとなるのです。

 電子ピアノはスイッチ入れて鍵盤を下したらそれですぐにセンサーが反応して音が出ます。調律は不要ですが、1回でのメンテ費用はピアノの調律よりもうんと高くつきます。そして寿命もアコースティックピアノよりもうんと短いので、楽器としての価値は低いです。ある意味、言葉は悪いのですがピアノの玩具バージョンといっても過言ではないですね。

 美しい音色、手指のフォーム、手の重さの乗せ方や強弱表現のコントロール具合をちゃんと追求して学習したいなら、アコースティックピアノのほうがそれに答えてくれる価値が高いです。電子ピアノの場合、センサーが反応して音が出るだけで、強弱表現やフレーズの繋げ方などでの音の変化が出にくいのです。電子ピアノからアコースティックピアノへ買い替える価値というのは、自分に厳しくピアノ演奏の上達への道という事になります。

 作曲専攻の私としては、楽曲の特色を読み解いて響きを感じ取ってもらって演奏、表現してもらいたいのが本音です。そのため、美しい音色への追求は欠かせないので、最終的にはアコースティックピアノに切り替えて苦難を乗り越えられるようにしてもらいたいなと思います。

 詳しくは、教室ブログをご覧くださいませ。


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