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楽典を指導する

 おはようございます。本日は晴れて真っ青な空ですね。

 一昨日の出来事ですが、私の師匠・佐々木邦雄先生の指導者ソルフェージュのレッスンで最近出版された楽典の問題集を使用して、問題の解き方や指導者としての在り方についてお話されました。

 こちらが最新の楽典の問題集で、こちらは2ページ見開きで短く解かりやすい言葉で解説していて、問題の解き方や楽典問題と解答が全て付いています。これの応用編も好評発売中です。基礎編は中学生くらいから使用できます。


一目瞭然! 目からウロコの楽典~図解入り解説&問題集(解き方ヒント付き)~ 一目瞭然! 目からウロコの楽典~図解入り解説&問題集(解き方ヒント付き)~
(2014/03/29)
佐々木 邦雄

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 いくら音大卒業してピアノ講師になっていても、楽典の問題の解き方を解説出来ないケースがゴロゴロあるそうです。音階、和音、近親調など、様々なカテゴリーがありますが、それを日常生活など身近な場所へのたとえ話などを交えて説明すると、生徒さんは納得できると思います。高校の音楽コースの先生が授業で楽典を教える事になり、ただ教科書で言ってる事を棒読みしてるだけで、説明不足なケースが多々あるそうです。生徒さんの立場になってみると、何を言ってるのかわからないと思います。

 楽典のお勉強といえば、ただ書いてある事を丸暗記して入試を受け、各カテゴリーではどういった役割を果たしてるのかを知らないままというケースがほとんどです。和音や音程の種類においては、ピアノで実音を出して度数などを覚えますね。音の幅やぶつかり合いに応じて、どういったものになるのかを順序立てて説明すると、わかりやすいと思います。音階や譜表では、ハ音記号(ヴィオラやチェロなどに使われる)が出た時には、ト音記号やヘ音記号に置き換えてみるなど、工夫すべきですね。

 最終的にはピアノをただ弾くだけでなく、アンサンブルやセッション、楽典やソルフェージュの学習もしなければ総合力は身に付きません。いくら音大のソルフェージュでリズムと音程が取れて単位が取れていても、今度は同じ内容でも楽器や音色を変えてアンサンブルしたり、演奏や表現法で深い所を追求してみたりと、あの手この手で工夫しなければ、応用力も身に付かないのです。総合学習をしてきた人は、音楽の道へ進まなくても一般企業で働いた時、総合的に物事を見渡す能力が長けていてさっさと仕事をこなす能力がある事で重宝されるのです。これこそが、音楽指導者としてのあるべき姿ではないでしょうか。

 社会へ出た時、一つの事だけに偏ってる何もできない人は最終的には生き残っていくのが難しいのです。特に日本は縦割り構造の考え方だからこそ視野が狭くなりがちなので、自分の専攻から少しはみ出て他の分野も学習していくといいでしょう。

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