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三田ゆりのき台•菊地ピアノ教室

  • 第40話 演奏は意識や習慣を見せてしまうもの

    早いもので、この春娘は大学3年生になりました。 3歳からピアノを弾いていましたが、中2の2月本番を最後に ほぼピアノに向かうことはなくなり、少なくとも丸2年は一切弾いていなかったと 思い返します。 もうピアノを弾くことはないのかな、と思っていたところ、 入学した非音楽系大学のサークルにて、ピアノを再開しました。 そのことはこれまでのブログでも触れました。 すっかり動かなくなった指、ピアノの音の出し方を忘れてしまった手や身体の支えかた や脱力の感覚など、長いブランクで失ったものを取り戻すのは容易で... 続きを読む

    2024年4月28日

  • 第39話 ピアノに初めて触れた1年後に保育士試験合格

    受験や資格習得といった明確な目的があって、レッスンに来られるかたも 少なくありません。 その場合指導する側としては、当然ながら生徒さんが1番欲しいものを手に入れられるように、 全力を注ぐことになります。 でもそれは時として手に届きにくい高い所にあったり、私に与えられる時間が あまりに少ない時もあります。 一緒に頑張ってきた受験生はみんな大変な努力家ばかりですが、今日はその受験生の 中から7月に保育士試験に合格された人のことを書きたいと思います。 ここ数年、私にとって「難題」であるケースが目立... 続きを読む

    2023年9月9日

  • 第38話 『普通』への感謝

    この春東京藝大に合格、専攻のホルンを頑張っている生徒さん。 先週末は学園祭である「藝祭」があり、オルガンとのアンサンブルをしたとのこと。 ここ数年はオンラインやハイブリッドで行われ、現地のみの開催は実に4年ぶり! 地域をあげてのイベント、120回目の今年はさぞ盛り上がったことと思います。 ところで藝祭とは別の「五芸祭」というのをご存知でしょうか。 最初は金沢美術工芸大学と京都市立芸大、両大学の交流野球大会から始まったと言われています。それがニ芸→三芸→四芸となり、2011年に沖縄県立芸大が加わって、... 続きを読む

    2023年9月9日

  • 第37話 まるで別人の演奏に

    小学2年生、ある日のレッスン。 冒頭からガチャっと弾き直し‥、 私はすぐに演奏を止めました。 日頃から言っています。 弾き直すのは演奏能力がないからではないのです。 出だしから弾き直してしまう場合は、今から演奏するぞという気持ちの集中や 指先や身体の準備ができていないから、 そして、演奏を始める前に出だしの音楽が自分の中で鳴っていないのに 音を出してしまうからです。 習い事のハシゴをしている生徒さんもおられます。 毎日忙しく慌ただしく過ごしていると限りある時間の中で 「物事をこなす」こと... 続きを読む

    2023年2月9日

  • 第36話 100人百色

    先日、幼稚園年長さんが体験レッスンに来られました。 かれこれ30年以上ピアノ教師をやってきて、これまでに多くのかたとの 出会いがありましたが、彼女ほど受け答えがはっきりしていて、 自分の意見を明確に言う幼稚園生は初めてでした。 まずお母様と少しお話しをしていると 「もう、ピアノ弾ける?」と。 聴音のカードゲームを終えて、次の内容に入ろうとすれば 「もっとやりたいよ〜」と。 そして私が、今日の体験レッスンはこれでおしまい、と伝えると 「え〜、もう終わり?もう‥‥」と、言葉が途切れ 何だか切な... 続きを読む

    2023年1月30日

  • 第35話 再会と再開

    気づけば2022年も終盤。 今年の春、大学生になった娘ですが、 1年前は「うわー、共通のテストが近づいてきたぁ」と 我が家も落ち着かない日々を過ごしていました。 ‥‥ええ〜!?あれからもう1年なのか! ことにこの1年は早く過ぎ去ったような感覚です。 さて、ありがたいことに第一志望校に入学できた娘は、 大学公認の音楽研究会器楽部という団体に入りました。 ピアノのほか、弦楽器、管楽器を演奏されるかたも おられるとのことです。 そこで、なんと以前コンクールで顔なじみになったかたと偶然にも再会すると いうこ... 続きを読む

    2022年12月20日

  • 第34話 教室選び・もう1つの着眼点

    教室を選ぶ際、次のような点について検討されると思います。 ⚫︎指導者の空き枠と予定が合うか ⚫︎教室までの距離 ⚫︎レッスンの内容、レッスン料 ⚫︎教室の規約、イベント ⚫︎指導者の雰囲気 ⚫︎教室内外の環境  など それらを体験レッスンで確認して、良ければそれでOK!でしょうか。 私としては、もう1つ大事なことがあると思うのです。 さて先日、通園バスの中に閉じ込められたまま小さな命が奪われるという 大変痛ましい出来事がありました。確認さえしていれば起こるはずは ないのになぜ‥、と思ってしまいます。 ... 続きを読む

    2022年9月9日

  • 第33話「まさかの結果」は本当にまさかなのか?

    夏のコンクールが終わりました。 Aさんはこの夏2つのコンクールに参加しました。 ピティナピアノコンペティション本選優秀賞、 別のコンクールでは金賞という結果で、 満面の笑みで賞状と盾を持った写真を見た時、こちらも 幸せな気持ちになりました。 また、お母様からの結果ご報告のラインでは、それぞれ 「びっくりしています!」 「まさかの結果が出ました!」と書かれていました。 Aさんとの出会いから今までを振り返ってみたいと思います。 私がAさんと出会ったのはちょうど1年前です。 初めて演奏をお聴き... 続きを読む

    2022年8月12日

  • 第32話 菊地クリニック

    2022年がスタートしました。 充実した年にしたいものです。 昨年は思いのほか、多くの人との出会いがありました。 ピアノのレッスンを通じて、またレッスンとは関係のない交流の中で‥。 そして《心が健康でない人があまりにも多い》ことに気がつきました。 ピアノを習った経験のある生徒さんについては、体験レッスンの時間だけでも その生徒さんの、これまでに歩んでこられた道が見えてきます。 ◇こんなことに苦労しているかもしれない ◇この部分はしっかり理解できていないかもしれない そして、お母様がお悩みを次々... 続きを読む

    2022年1月1日

  • 第31話 本番で上手く弾けるのは運がいいから?

    まだまだ日中は暑い日が多いのですが、朝晩は涼しくなりました。 あるお母様からこんなお話がありました。 私が子どもの頃習っていたところの発表会といえば、演奏の途中でつっかえて何回か弾き直しを したり、音がわからなくなって止まってしまったり‥、そんな子が多かったのですが、 ここの教室は、もう長く通っていて一度もそんな場面に出くわしたことがありません。 それってすごいことだなあと思いますし、でも不思議だなって思ったりします。 なるほど、そんな風にお感じだったのか、と新鮮に受け止めお母様にお話しま... 続きを読む

    2021年9月20日

  • 第30話 弾きあい会

    これまで半年に一度の頻度で行ってきた弾きあい会ですが、 8/21、1年9ヶ月ぶりに開催しました。 コロナ禍で先が見えない中日程を決めるのも難しかったのですが、子どもたちが人と接する機会が少なくなる夏休みを選びました。 残念なことに前日に緊急事態が出された中での開催となってしまいましたが、 会場の収容人数の7分の1以下の人数でしたので密になることはなく行えたと思います。 以下実施した内容です。 ○演奏者1人につき来場人数を決める。お友達への案内はしない。 ○マスクの着用。ただし演奏の直前直後に着脱しても... 続きを読む

    2021年8月24日

  • 第29話 暑さにもマケズ 感謝と感激

    今年もいよいよ暑さが本格化してきました。 生徒さんの中には自転車で来られるかたも少なくないのですが、おそらく徒歩では30分、40分 近くかかる場所からお母様と2人で通われているかたも複数あります。(雨の日は徒歩かバスになるかたもあります) この辺りは坂が多くていわゆるアップダウンがキツく、しかも生徒さん宅からうちまでは、 アップの連続なのです。あ〜、もうギブアップ‥。と思った時、到着。そんな感じでは ないかと思います。 湧き出してくる汗がおさまるのを待つことなく、レッスンはスタートします。 生徒... 続きを読む

    2021年7月20日

  • 第28話 音楽のテストで数学のような珍回答!

    今日から7月。 少し前に期末テストが終わった学校、これからの学校など、 そんなシーズンですね。 生徒さんのご希望があれば、学校のテスト対策にも応じています。 先日は、ある学校の定期テストでリズム打ちの課題が前もって発表され、レッスンの中で しっかり準備していきました。 ○最後まで一定のテンポで打つこと ○打った後、手が机から離れると休符を作ってしまうことになるので注意 ○書かれている休符の長さを正確にとること などなど。 ポイントを明確に意識することで、格段に正確さがアップ⤴︎していきました。 ... 続きを読む

    2021年7月1日

  • 第27話 次のレッスンどれにする?

    今年のゴールデンウィークは、またしても緊急事態宣言の中‥。 皆さま、どのようにお過ごしでしょうか? 私の教室では、昨年対面レッスンを再開後もオンラインと動画やり取り方式は選択できるようにしています。 さて、この度は‥‥?? 全員対面を希望なのですが、体調に不安がある時にはオンラインや動画やり取りを選ばれる かたもあります。 確かにオンラインレッスンでは、細かな音のニュアンスを聴き取ることは不可能で、 レッスンの内容によっては厳しいです。 そういう点をご了承いただけるかたからは次のようなお声をい... 続きを読む

    2021年5月2日

  • 第26話 音大受験・聴音レベルアップのコツ

    高校の音楽科に通うかたから単発レッスンの依頼がありました。 聴音について目指す大学の過去問の模試をして欲しい、そして現在の実力把握、 学校で『数こなし』はあるけれど、個人の苦手部分に対してのアプローチはない ので、レベルアップのコツを知りたいとのことでした。 彼女の志望校の単旋律聴音は全国の音楽系大学の中でもトップ水準の難しさで、 少し長めの単旋律と4声体課題があり、特に単旋律はなかなかよくとれていました。 今日は、聴音が苦手だというかたへ単旋律と4声体についてのレベルアップのポイントを 挙... 続きを読む

    2021年4月11日

  • 第25話 1年後に驚きの変身を見せた生徒さん

    〇〇ちゃんのお母様からLINEが入りました。 その最後は 「先生に習っていなければ無理だったと思います。本当にありがとうございます! 今後ともよろしくお願いします。」と結ばれていました。 最初の1年ほど、レッスンでの〇〇ちゃんはと着々と力をつけていて順調そのものでした。 そんな中ある日、お家での練習が大変だとお母様が打ち明けられました。 それから色々な方法を試してみたのですが、やはり心の中のどこかに 『ピアノは難しい、練習はしんどいから好きになれない』というようなものが残っている 感じが続いてい... 続きを読む

    2021年4月8日

  • 第24話 8年後をのぞき見

    ピアノ歴8年の中学生の後の時間帯はレッスンを始めて間もない幼稚園生。 ノックしてレッスン室に入る幼稚園生の〇〇くん。 大きなお兄さんが、演奏してる! 曲はモーツァルトのソナタ、トルコ行進曲の部分です。 指の動きが速いなぁ、音が大きいなぁ、と刺激的だったに違いありません(笑) お母様に「あの曲なあに?」と聞いていたようです。 レッスンを終えたお兄さんに私が「最初この本やったよね!」と〇〇くんのピカピカの 本を指差して言うと「はい、それやりました」と。 「ええ〜!じゃあ僕もこのお兄さんみた... 続きを読む

    2021年3月31日

  • 第23話 地層データ・レッスン再出発編

    これまでに出会った生徒さんの中には 《レッスンをやめてしまったけれどもう一度やってみたい》 というかたが必ずおられ、多い時は全体の3分の1ほどの人数だったこともありました。 そしてつい最近も、私と再出発をされた生徒さんがあります。 そんなかたの多くは、体験レッスンの後《やめた理由》をお話になります。 理由は様々ですが練習が嫌になり、そして気持ちがついて いかなくなった。ということが多いです。 なぜ嫌になったのでしょうか? それは、習得しているものとレッスン内容のアンバランスによることが 1番... 続きを読む

    2021年3月27日

  • 第22話 無表情なのが良い演奏ってどういうこと??

    三田市の小学校は今日が卒業式でした。 小学校に限らず、今年度ご卒業のみなさま おめでとうございます! いよいよ春休み、そしてまた新年度へと時が移り変わっていきます。 そんな季節がら「またですね‥(苦笑)」と生徒さんのお母様から、最近よく聞かれる 言葉です。 ついこの前第一志望の高校に合格して喜んでいた高校生が、気づけばまた大学受験生 となります。 今日は聴音のレッスンがありましたが、ある大学の過去問を実施要項通りに行いました。 テンポは♩=75で演奏。通奏のみ合計6回。各回の間隔は20秒開け... 続きを読む

    2021年3月24日

  • 第21話 地層データ・絶対音感&楽典編

    大したお話ではありません。 と前置きして(笑) いきなりテンションを下げるような書き出しですみません。 これまでに指導に当たった生徒さんの中で ○それまでにピアノ経験が全くない ○年齢は6歳未満 この2つの条件を満たす人は 高い確率で絶対音感が獲得できています。 私は和声の聴音からスタートしています。 はじめは年齢に関係なく同じやりかたで、体験レッスンでもこれを取り入れています。 やがて単音に分化して‥、単旋律聴音や2声聴音も取り入れるようになります。 レッスンに通っているうち気がつけば音感が... 続きを読む

    2021年3月23日


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