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第40話 演奏は意識や習慣を見せてしまうもの

早いもので、この春娘は大学3年生になりました。
3歳からピアノを弾いていましたが、中2の2月本番を最後に
ほぼピアノに向かうことはなくなり、少なくとも丸2年は一切弾いていなかったと
思い返します。
もうピアノを弾くことはないのかな、と思っていたところ、
入学した非音楽系大学のサークルにて、ピアノを再開しました。
そのことはこれまでのブログでも触れました。

すっかり動かなくなった指、ピアノの音の出し方を忘れてしまった手や身体の支えかた
や脱力の感覚など、長いブランクで失ったものを取り戻すのは容易ではありません
でしたが、去年から今年の年明けにかけて、かなり久しぶりにコンクールにも
参加していました。

現在、音の響きやニュアンスの変化を表現することなど、再開した頃と比べれば
格段に良くなってはいるのですが、実は1つ大きな問題を抱えています。
それは本番に大変ミスタッチが多いということです。
例えば前日にどなたかに観客役をお願いして聴いていただく際には起こりません。
何度もそのようなことを繰り返しているうち、これは偶然ではないと確信しました。
どんなに魅力的な演奏をしたとしても、あまりに傷の多い演奏は聴いていて心地が
良いものではないですし、丁寧さに欠ける、そもそも音楽との向き合い方に疑問を
感じられたりします。

行きつくところ、日々練習に向かう際の『心の持ちかた』だと思います。
そこに問題があり、それが本番で全て出てしまっているような感じです。
演奏は心の中も映してしまいますから‥。
娘のマンションは楽器演奏不可で、学校の練習室は1つの部屋にピアノ3台、
壁1枚隔てて隣の部屋にピアノ2台という状況です。楽器も良い状態とは言えず
集中が厳しい環境ではありますが、思い付く限りの改善策を考えアドバイスしました。
少しだけ挙げますと、
●学校の練習室では1人で集中できる時間を確保する
●目を瞑るなどして心を整えてから、練習を開始する
●長期的ない計画、短期的な計画、日々の計画を明確にして実行する
●鍵盤を触るのが先でその次に打鍵という順番をいつも意識する
●ミスタッチしたら、どの方向にズレたか、何が原因かをその都度掴み取る
●ミスタッチがあるうちは次のテンポに上げない

ピアノの演奏だけではなく、他のことにも通じることだと思っています。
『意識を変えることが習慣を変え、そして自分を変えることができる』

1日1日を大切に、壁を越えられることを願っています。


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