音楽高校を受験しました　No.1

新横浜・港北区・妙蓮寺 手島ピアノ教室
手島 聖(てしま せい)です♩*｡


節分・ 立春も過ぎ、春が近づいていますね。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか？


こちらの地域では
2/1から私立中学校の受験が開始、


そして、高校受験も私立、公立ともに
いよいよ決戦の日が近づいており


受験シーズン真っ只中です！！


受験生のみなさまのご健闘を、
心よりお祈り申し上げます。


...


先月末には、一足早く
長女の音楽高校の入試もありました。

音楽高校の受験は、学校にもよりますが

実技、副科ピアノ、聴音、楽典、新曲視唱、英語、国語、数学、そして面接‥

(ピアノ専攻は、副科ピアノはありません)

受験科目が8〜9教科あります。


数ヶ月の一夜漬けの準備期間では
到底間に合わない、
各科目において、
数年前からの入念な準備が
必要となってきます。


長女の第1志望の音楽高校は、
ハイレベルな受験生たちが
全国各地から集まる、いわゆる難関校。


ヴァイオリン専攻もピアノ専攻も、
最終的に合格できるのは
それぞれ10名前後‥という、非常に狭き門です。


試験では
今までのコンクールの受賞履歴など
全く考慮されず、
受験本番の実力一発勝負。


長女は小学生の頃に
この高校を受験すると決意を固め、
コツコツと準備を進めてきました。


ヴァイオリン専攻の入試は、

まず実技1次試験をクリアしなければ
それ以降の科目は受験することができない、

でも1次試験にさえ合格すれば、
最終試験科目まで受験できる‥という流れ。

(専攻ごとに、流れは違います。
ちなみにピアノ専攻は、まず2次まで一気に受けます)


なので、
1次試験に合格できるかどうか
分からないのですが

1次試験、2次試験の課題曲は
それぞれを、前もって入念に
仕上げておかなければならない訳です。

2次試験の課題曲は、
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 第一楽章(通称メンコン)
難曲です、、


また、今年のヴァイオリン受験生は
よりによって、かなりの粒揃いであると
以前から噂される年でもあり、


相当な覚悟を決めての出陣でした。


試験は、初日から最終合格発表まで、
合計6日間の長丁場。


その間の体調管理はもちろんですが、
なによりも精神面でのコントロールが重要です。


緊張と不安がピークに達した初日
合格御守を手ににぎりしめて向かいました


この音高を昔受験された、
音楽家である大先輩方に
お話をお聞きしましたら


この音高受験が、今までのどんな経験よりも特殊で、過酷な経験だった‥


皆さま口を揃えてそうおっしゃいます。


そして長女も、例にもれずでした。


1次試験のスケールとエチュードは
手の震えが止まらないような緊張の中で
なんとか達成感のある演奏ができたようで
無事に合格をいただき、
「よし！次にいこう！」
という前向きなスタートが切れたのですが


ここからが大変な道のりでした。


2次試験のメンコン。

思ったような演奏ができなかった‥

伴奏の先生ともテンポが合わなかった‥

弓の毛が急に緩んで、いつもの自分の音色を出すことができなかった、、、

終わった直後、
耳を疑うようなまさかの報告

当の本人は大パニックで、涙が止まりません。


(前回の記事で根津神社参拝していたのは、試験の待機中でした)


今まで、難易度高いコンクールや
実技試験を幾度となく経験し、

そこでどんな演奏になったとしても
涙など見せたことのなかった彼女。


わたしも、どう受け止めてよいのか
とても混乱しました。


でも、よく考えてみると
パニックになるのは
仕方がないのかもしれません。


この極度の緊張感とプレッシャーの中
たった一瞬の演奏のために、
今までの全てをなげうって
死ぬ気で努力を重ねてきたのですから、、


しかし翌日からの試験が
まだまだ残っているというのに、


本人の気持ちがなかなか切り替わりません。


‥なんと、その日は夜まで泣き続けたんです！！(2次試験が終わったのはお昼)


わたしを含め、周りは大困惑。。


終わったことクヨクヨしても仕方がないよ

自分が思っているほど、悪くなかったかもしれないよ‥


何を言っても、涙は止まりません。


ネガティブな空気が、家中に漂っていました‥


(長くなったので、明日に続きます↓↓↓
音楽高校を受験しました　No.2)

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手島ピアノ教室
手島 聖