手が痛くなったら

ピアノを練習し過ぎたり、何かの原因で
手や肘などに痛みが出る事があります。

教室の生徒さんも
曲が少し難しくなった時に
肘や手首周りに痛みを訴える事があります。


先日、ある医学博士の先生の講義を拝聴してきました。

腱鞘炎とは、
手の痛みの中でも3割程度。
起きる場所も5指の付け根付近と親指から伸びる手首の付近だけなのだそうです。

手の中で、
腱は浮かないようにトンネル状の鞘に収められています。
指を動かす度に腱が動き、
それが一時的に過度になり、
鞘が擦れて痛むのが腱鞘炎。

詳しくは専門書をお読み頂くとして、
まだ手の小さいお子さんや
ピアノを始めたばかりの大人の生徒さんが
オクターブや音程幅の広い和音に沢山出会う時に
「手が痛いんです」
と仰ることが多いように感じていました。

講義では
普段、ピアノから離れた時でも
親指と小指を広げるストレッチをしたり、
別のテクニックの練習に変えて
痛みが軽減するまで様子を見たりするのも方法だと教わりました。

講師の私自身も
手を痛めた経験は一度ならずありましたが
ハードな練習が続くときなど
腕のストレッチをすると
再発しなくなりました！

手のケアは
練習と同じくらい大切なことですね。

生徒の皆さんの日常生活にもご不便をおかけしないためにも、
教室ではそのストレッチを
生徒さんたちに伝えるようにしています。


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