レッスンの内容

レッスンは生ものです。
一人として
同じ内容、同じ展開になることはありません^_^

その時その時で
生徒さんの様子、反応は変化し、
レッスンは右にも左にも幅が広がります。
その内容によって
生徒さんの理解、化学反応のような展開は変化します。

何年もキャリアを積むと
何か「指導パターンが出来る」
というものでもありません。
ただし、経験値があがり
それも大切な財産です。

指導者は
常に意識を柔らかく持ち
軸を大切に
学び続ける意識が大切です。

百聞は一見にしかず。
学生のころ、
海外から招聘されたピアニストの先生方のレッスンは
弾いて見せてくださっては
その度に鳥肌がたったものです。

生徒たちには
なるべく弾いて見せられる指導を心掛けていますが、

通常のマンツーマンレッスンは
第三者の目がありません。

コロナになり
レッスン動画を撮ることが増えました。
自分の指導内容をチェックできる機会を得ています。

そして
勤務先の武蔵野音楽大学では
年に一度
互いのレッスンを聴講し合いながら
意見交換をする機会を設けており、
今日は私が学生をレッスンする様子をご覧頂きました。

何度経験しても
先生方にご覧頂くのは緊張するものですが、

リストのハンガリー狂詩曲第10番、
通常とは異なる空気感の中
冒頭にも書いた
生もの、化学反応が
聴講していただくことで
より鮮明に感じられる60分となりました。

レッスンで還元する。
指導内容は常に見直すこと。
新しい学びを常に重ねること。

車中で疲労感の中、
改めてその大切さを反芻し
振り返る機会を
ありがたく感じる帰路でした^_^
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