指づくり、手のタイプ

体験レッスン中に
「先生の手、すごい(ゴツい)です」
とお母様。

わ、わ、ありがとうございます(//∇//)←不意打ちでうろたえる。

ピアニストとしてはそれほど大きくありませんが
分厚く骨太なので
見た目がゴツいのです。

可愛い可愛い小さな7歳さんのお手手の横に
こんなゴリラのような手が並ぶと
それは驚かれますね(^^;

ピアニストはシラウオの様な手
と言われますが
現実にはグローブのような手だったりします。
→なので指輪が似合いません(涙)。

ですが、この道に進んだ今は
両親に感謝しています。

恩師のエレーナ・アシュケナージ先生は
手は私より少し小さめでしたが
腕がびっくりするほどの太さで
幼き頃からの練習量がいかほどであったのか、
おそらく想像を絶すると存じます。
先生の音色は
強音はふくよかに響き続け
弱音は温かく、多様に彩られていました。

学生時代は指も長く手の平も大きな
ポーランドやロシアの男性ピアニストの先生方の手を
横で拝見しながら
どれほど羨ましかったことでしょう。

手の持ち味は音色に直結します。
生徒のみなさんは
みんな持ち味の違う手をお持ちです。
それぞれ得意と不得意が異なります。

同じアプローチではなく
生徒さんの手にあったやり方で
指づくりを進めています♫


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◉講師　寺井ミカ