発表会の思い出

私が子供のころのお話。

発表会と言うと、一大イベントでした。

丸一日（という感じがしていますが、実際にはわかりません）長い時間自分の先生の生徒さんの演奏を聴くのがとっても楽しみで、ずっと客席に張り付いていました。

自分の先生の生徒さんにはプログラムに〇をして、大きなラジカセを持ち込み録音をする。
それを後から聴いたか覚えていませんが、とにかく録音して取っておきたかった。

素敵なドレスは着せてもらえなかったけれど、連弾の相手と髪飾りをお揃いにしたり、アレンジも自分たちでしたりしたのも楽しい思い出。

少し大きくなると、受付などのお手伝いも任されて、ちょっぴりお姉さんになった気分で嬉しかった。

みんなの前でピアノを弾くのは大好きで、スポットライトを浴びてドキドキしながら弾いたものです。
いつも素敵な曲を弾く憧れのお姉さんもいたりして、発表会は色々な刺激を与えてくれる場所でした。

そんな私も今は発表会を開催する立場になっています。
子どもたちにとって発表会は特別な時間。
弾く人も聴く人も、みんなが楽しめるそんな会を持てたら、と思って毎回開いています。

発表会まであと2か月。
準備の期間はみんなが成長していく楽しみな時でもあります。