日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

♦️真珠って、まん丸いのは当たり前じゃなかった。。。。粒をそろえる話から。

ピアノを愛する皆さま、こんにちは。

昨日は、自分自身の勉強だった。

バッハのレッスン。

先生と、話していて、
興味深いことで、いろいろ腑に落ちる内容だった。



粒をそろえる、事の危険性。




ピアノを練習していると、
私たちは、ツブをそろえる。。。と言うことを、
いつも気をつける。

。。。。それは、音の大きさが、でこぼこしないように、
弱い指も、強い指も、均等に音を出せるように、
なめらかに、聴こえるようにするためのものだ。



だけど、
粒をそろえる事が、絶対の正解か❓


そろえる事が、1番いい演奏か❓。。。と、問われれば、
それは、違う場合もあるはずだ。



そんな簡単なことなら、
演奏は、人間がしなくても、AI がすればいいことになる。。。
。。。と、先生はおっしゃった。




粒、ツブ、つぶ。



まーるく真珠が転がるかのような演奏。

時々、優れたピアニストの演奏を、真珠のようなピアノ。。。
と、言ったりもする。



だけども、
話は、飛躍するけど、
真珠って、まん丸いのが、当たり前に思ってるけど、
本当は、そうじゃないんだよね。



海外の、昔の王様やお姫様の、宝物や衣装の展示を見た経験から言うと、
昔の貴族の真珠のアクセサリーって、
そこまでキレイじゃなくて、あれって❓不思議に思ったものだ。


色が劣化してきたのは分かるとして、
形も不揃いだし、
今の感覚で言うと、そんな高そうにも見えない。

。。。。いや、ホントは、めちゃくちゃ高かったはずだけど。


あの状態でも、選りすぐりを使ってたはず。



そう。

あの、いびつな真珠も含めて、
最高の装飾品であった。



ちなみに、
バロック音楽の、バロックとは、
元々、ゆがんだ真珠と言う意味からきた言葉である。



バロック建築などの、言葉にも使われる。



ゴテゴテと飾り立てた装飾を表す。


躍動的で、劇的、緊張感も強く持っている。



。。。。それを思い出した時、
バッハを弾く時に、
ただのお行儀の良い演奏だけだと、
つまらない、と言うことに気づいた。



人間的な何かを持って、
バッハを弾くと、
いびつな真珠に近づけるような気がした。




✳️✳️✳️✳️✳️✳️



脱線ついでに、もう少し。



こちらの、いびつな真珠は、その昔。
アラビア湾が、産地であった。
ペルシャ湾とも言う。

それは、紀元前の昔からだと言う。



アラブは、元々、貧しい土地で、
栄えていたのは、海岸線の漁村地帯のみ。

石油が取れるようになるまでは、
ここで、海産物や真珠をとって、
貿易をしていた。



ヨーロッパの王侯貴族は、
このような真珠を、たくさん買い付けて、装飾品とした。


長い歴史。。。。





そこへ、急に現れたのが、
日本の真珠です。




ミキモトが、真珠の養殖技術を開発して、
世界的シェアは、いっきに様変わりした。




ミキモトの真珠。。。。。

美しいですよね。



ミキモトは、
世界のミキモトですから。

海外にも人気の高級貴金属店として、名を馳せています。





。。。。じゃあ、
アラブの人は、日本を恨んでるんじゃない❓
。。。ドバイのツアーコンダクターの方に聞くと、
そんな事もないらしい。


石油が取れるようになって、真珠産業も衰退したけど、
開発や貿易の面でも、日本の存在は大きく、
友好的に見てくれているようです。


。。。。ちょっと安心した。




。。、てなわけで、
真珠ひとつとっても、
バロック音楽のバッハを、考えても、
歴史から読み解くと、
深ーい蓄積があって、面白いなあ。。。と思うわけです。



それにしても、
昔のお姫様が、日本のパールのネックレスを見て見たら、
なんて美しいのって、
興奮されたんじゃないかな(笑)












↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント