♦️日日是好日

ピアノを愛する皆さま、こんにちは。


樹木希林さんの最後の出演映画、日日是好日を見た。

劇場でも見たが、先日のテレビ放送も録画して、再び見た。


良い映画だと思う。
味わい深く、心にしみた。


お茶　(茶道) を通してのお話だが、
何もお茶の知識がなくても、感じる人には分かるものだと思う。



世の中には、すぐ分かるものと、
すぐには分からないものがある。。。と主人公は言う。


長年、人生色々なことがあるなかで、
ずっとお茶の稽古を続けていくことで、見えて来る境地。

季節が変わり、歳を重ねていって、
変わっていくこと。
変わらないこと。



雨の日には、雨音をじっと聴く。
春の雨と、秋の雨は音が違う。

季節が変われば
湯を注ぐ音　と、水を注ぐ音　が違って聴こえる。



些細な事に、感謝する。

同じ事を、繰り返すことが、どんなに幸せな事か。。。




この映画の主人公は、茶道を通して成長していくが、
私にとっては、それがピアノのような気がする。


芸の道だから、共通するのか❓
いや、芸術だけではない。
全ての事は、このように、ひたむきに続ける事で、
同じ事が言えるのだと思う。
スポーツであれ、仕事であれ、日々の暮らしであれ。
淡々とこなす事で、何かが見えて来る。
慌ただしい毎日のなかで、ふと立ち止まると、
いかに自分が幸せかを感じる事が出来る。

今日も変わらずに、ピアノを楽しむ事が出来る。
本当にありがたい事だ。



日日是好日。

毎日に感謝して、日々を送りたいと思う。