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中学受験を終えて

保谷・大泉学園のピアノ教室「木村ピアノ教室」です。

さて、この春、娘は中学受験を終えて、私立中学に進学しました。

生徒さんの中には、「先生のお子さん、受験していたっぽいけれど、どうなったのかしら?気になるけど、聞けない・・・」という方がいらしたようですので、気になる方だけ、お読み頂ければと思います。

そもそも、我が家は中学受験をさせる気はありませんでした。

私は高校まで公立でしたし、夫は中学から私立でしたが、「中学受験はやらされて出来るもんじゃない」と言っていましたので、我が家には関係無いと思っていた中学受験。

小学3年生の冬に、塾の無料公開テストのチラシを見つけた娘。受けてみたいと言うので、申し込んだら、テストが面白かったらしいのです。「あなたは、どう考えますか?」という問題を見て、自分の考えを書いてよいテストが存在することに感動したらしく、(学校では抜き出しましょう、など答えが決められているものが多いので)「私は、こんな勉強がしたいんだよ!」と通塾を懇願。

しかし、電車で通わないといけないし、だいたい、中学受験専門塾だしさぁ。塾に行きたいなら、近所で探そうよ、と数ヵ月粘ったのですが、譲ってもらえず、電車に1駅乗って通塾することになりました。

そして、中学受験勉強がスタートする3年生の2月から通塾することに。

クラスは成績順。席も成績順。

上位クラスで入塾させてもらい、クラス落ちすることなく、通えました。

さらに、女子では校舎ダントツ1位を常にキープ。

気付けば、私立受験するレールに乗っていました。

娘も、公立との違いを理解した上で、受験を希望するようになりました。

行くなら、女子校が良い。(塾では、周りが男子だらけだったので、女子の友達が今より、もっとたくさん欲しいらしい)

行くなら、がり勉の学校じゃない学校が良い。(めちゃくちゃ勉強したので、娘は、がり勉)

お嬢様学校じゃなのが良い(なんとなく、うまくやって行ける気がしないらしい)

多くの学校に見学に行きました。

幅広い偏差値帯の学校から、通いたい、通って良い、通いたくない学校に仕分け。

その中から、選び抜いた学校を受験。

しかし、「まさか」の不合格が続いてしまいました。

第一希望以外は、全て第二希望、という気持ちで受験する学校を選んでいたのですが、娘の平均偏差からすると、下になってしまったことが悔しかったです。

(娘は、結局のところ、上記の希望を満たす学校で、いわゆる、伝統校・名門校と言われる学校にご縁を頂けたので、良かったようです)

受験が終わり、楽しそうに通学している娘を見ると、「あれ?なんで持ち偏差より低いだけで、悲しいって思ったんだろう。偏差値抜きで校風やカリキュラムを見たら、すごく充実していて、第一希望に匹敵するのではないか」と思えたのです。

塾では、もっとできる、もっと高いところを、と面倒を見てもらっていたし、大手塾なのに、随分と可愛がってもらったので(成績が良かったからか、娘が真面目に取り組んでいたからか、もしくは、その両方か)実績で恩返しできなかったのが、申し訳なかったのですが、一番お世話になった先生に結果を伝えて、申し訳ない、と話すと、「お母さん、中学受験は結果じゃないよ。過程だよ。本当に娘さんは、よく頑張った。私の誇りだよ」と言ってくださったのです。

なんて素敵な先生、なんて素敵な塾。(これは、我が家の感想です。お友達に後日聞いた話では、我が家と180度違う感想を持たれた方もいらっしゃいました)

今は、中学受験して良かったと思います。

まず、色んな知識を得て、世界が広がりました。

旅行に行っても、世界遺産や名所に行きたがるし、資料集で見たことを確認して、納得することを楽しんでいるように見えました。

ニュースを見ても、理解できるので、世の中のことが分かり、そこから話が広がる。

授業やテストで見た国語の話が面白くて、全部読みたいから、と普段は自分から選ばなかったような本を読むようになりました。もともと読書は好きでしたが、文庫本1冊なら、1時間から2時間で読み終わる早さを身に付けました。

もちろん、大変なこともありました。

直前期なんて、お風呂と寝る時間以外は、ずっと勉強していました。食事の時は、お行儀悪いですが、勉強の動画を観ていました。人間って、こんなに座って勉強し続けられるものなんだなぁ、と客観的に観察していたくらい。

土日は朝から弁当を持って塾。しかも、普段通っている塾とは違う校舎に行って、受験対策講座やテストへ。

ここには書ききれないくらい、大変でした。

けれども、本人は体力的にはシンドイ時もあったと思いますが、楽しく勉強していたのが、何より良かったです。

息抜きにピアノを弾いていることも、ありました。

もっぱらポップスですけれど、楽しんでいました。

学校では、音楽委員会に入って、イベント毎に鍵盤楽器を弾く係りを引き受けては、練習していました。

ピアノを弾くことで、勉強の合間のリフレッシュになっていたようです。

私立の学校では、音楽に力を入れている所も多いようですので、きっとピアノの経験は役立つと思います。

お友達が進学された中学校では、ヴァイオリンが必修らしいですし、夫が通っていた中学校では、音楽室に一人1台電子ピアノがあって、練習させられた、と言っていました。(夫はどう乗り越えたのか、記憶にないくらい、ピアノは弾けません)

中学受験でピアノを辞めてしまう方も多いかもしれませんが、意外と音楽をやっていると、役立つことも多いと思います。もちろん、公立に進学しても、合唱の伴奏ができたり、テストで知識を活かせたりしますしね。

現在、中学受験勉強真っ最中の方や、これから通塾を考えている方も少なくないかもしれませんが、勉強一色の生活にするより、ピアノくらいは残してあげた方が良いですよ。

中学受験に関する本も、すごく沢山読みましたが、習い事は本人が希望しない限り、辞めさせない方が、モチベーションを保てる、と書かれていました。

また、最新の研究では、しっかり集中して、難易度が高い課題に取り組むほど、生き残るニューロンの数は多くなるとのことです。また、新生ニューロンが生まれてから、1~2週間後に行われた学習が、新生細胞の生き残り率を高めているのだとか。

(脳が働く時に、ニューロンから別のニューロンに電気信号が流れます。新しい経験をすると、学習をつかさどる脳の海馬という部分では、日常的にニューロンが新しく生まれては、消滅しています)

つまり、1週間に1度、レッスンに通ってピアノのレッスン(楽譜を見ながら、リズム通りに正しい鍵盤に指を動かして、耳で正しいか判断するので、かなり難易度が高い課題に入る!)を受けていれば、頭がよくなる、ということに繋がるのでは、と思っています。

ですので、短い時間でも、娘にはピアノを弾くように勧めていました。

生活のリズムによって、練習時間が確保できない時期、比較的練習できる時期などがあると思いますが、勉強を頑張りたい人ほど、ぜひ、ピアノは辞めると勿体ない、と覚えておいて頂くと良いと思います。

どのようにピアノのレッスンを進めていけば良いか、迷われたら、ご相談頂ければと存じます。

ママ友には聞けないけれど、ピアノの先生になら、中学受験のことを聞いてみたいな、と思われましたら、お声掛けください。サンプル人数1人ですが、経験談くらいなら、お伝えできるかと思います。


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