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私の敬愛するピアニスト3

私の敬愛するピアニストを紹介したい。彼の名前はグルン=グールドである。彼は奇人奇才と言われ続けていたが、それでも自分の演奏スタイルを貫き通したピアニストである。ショパンは全く演奏したのを聴いたことがない。バッハのインベンションの演奏は聴いたことがある。そのときはテーマを歌いながら演奏していた記憶がある。理にかなっている演奏だといえよう。テーマの意識づけを図ることこそがバッハのインベンションでは有効な手段だ。奇人と書いたが、演奏スタイルは常に猫背であったし、格好が悪く、オーケストラのジョイントではお客様の目の前でミネラルウォーター片手に椅子に踏ん反りかえっている始末である。彼のショパンの演奏があったら聴いてみたいものだ。


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