フランスの絵本展

先日どうしても観たかった展覧会「フランスの絵本展」東京都庭園美術館に大学時代の友人と行きました。

観たかったものは
アンドレ・エレの絵、脚本にドビュッシーが曲をつけた「おもちゃ箱」
ロレンツ・フルリック 子供のピアノ教本メトードローズの中に出てくるフランス民謡「月の光に」

独特の色遣い、線の描き方、シュールな感じ、どこか大人っぽい。
当時子供は「小さい大人」としての扱いでしかなかったので子供目線で描かれたわけではなかったようだ。

でも、本当に子供は大人が思っているより実は大人で、大人が思う以上にたくさんの事を感じとり考え傷ついたりしていて(ただ、それを言葉で表現するすべを知らない)こういった奥の深い絵本を読む見る事によって励まされたり安心したりするのだと思う。

音楽もそうで、ピアノの先生として子供が疑う事なく信じている大きな自分の世界を表現する楽しさを伝えたい、と改めて思いました。