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延期にした代替の発表会…再び葛藤


新年度となった4月。


本来なら気持ちも新たに…
と、なりたいものですが。。


オリンピックも延期となり、
外出自粛要請も厳しくなり、
コロナで全世界が混乱している状況となった現在…


そして、3月20日に開催予定だった発表会を延期し、
この度、代替となる発表会が4月26日に控えている当教室。


2月末に延期することを決め、
早速、代替となるホールを探し回って、
ようやく空いているホールを確保して申し込み。


この時点で、まさかこんなにコロナの状況が変わるとは、予想もしておりませんでした。


3月の発表会がなくなったことで、
まず一番最初に気がかりだったのが、

生徒さんの心の問題。


落ち込んで、泣いている生徒さんもいる。


その落ち込みを和らげ、
何とか前向きになれるよう、
そしてなるべくモチベーションが下がらないようにしたい。


それを解決するには
なるべく早い段階で代替日を決めて、
それに向けてまた頑張っていけるようにすること。


それがせめてもの、
一度発表会を取り止めた講師としての責任と、
唯一の償いと思っておりました。


その想いは届き、
4月26日の発表会に向けて、
すぐに気持ちを切り替えて、
ひどくモチベーションも下がることなく、
生徒さん方は再び前を向いてレッスンを受けてくれました。


代替のホールを確保した2月末の時点では、
さすがに2ヶ月後の4月末までにはコロナは収束へと向かっていると思っておりました。


実際、一部報道でも当初は3月中頃には落ち着いてくるのではとの見解も示していたので、
4月末だったら学校も再開しているだろうし、
大丈夫と思っていました。


でもそのあと、、、
コロナの状況が落ち着いてくるどころか、
悪化の一途をたどり、
先が読めなかった私たち姉妹は考えが甘かったとしか言いようがありません。


このような状況なので、
発表会を辞退される生徒さんも出てこられました。


だけど
4月末だから出て下さる生徒さんもいる…。

→当初、3月20日の発表会を節目に辞められるはずだった生徒さん方が、
辞めるのを1ヶ月先延ばしにして下さいました。


何が一番ベストなのか…



お一人、お一人、
それぞれに抱える事情もある。






どの選択をすれば正解なのか…



もう正直、

悩むことに疲れました。。



私たち姉妹、今年の4月は、
あるコンサートの出演が控えており、
そのコンサートは発表会のちょうど1週間前である4月19日。


なので、そのコンサートの練習と発表会準備を同時進行でしなければなりませんでした。


まさかコンサートと発表会が同月に重なるとは思いもせず…。


本来なら3月20日に発表会を終え、
4月19日のコンサートに気持ちを切り替え、
1ヶ月間、集中して追い込み練習をしようと思っておりました。


だけど唯一、
空いていた代替のホールが4月26日。


最初は
「コンサートの1週間後か…。」 と、
うろたえたけど、きっと乗り越えられると自分たちを信じ、4月は忙しくなるぞ~と分かりながら決断しました。


でも今考えると、どうして…
あえて自分たちで自分たちの首を絞めるような道を選んだのだろうか…


練習しながら涙が止まらない…。。




賛否両論ある4月26日の発表会。


精神的に追い詰められ、
最終的に、この発表会を実行しようとしている私たち姉妹講師は、
“罪人” とさえ思うようになりました。


重い十字架を背負っている冷酷な罪人だと…。


自分たちの弱さと未熟さが明らかに露呈し、
もう先生としての資格や、
人前に出て演奏する権利さえ無いのではないかとも思うようになりました。




コロナの猛威が広がる現在、
皆様の安全が保障されない以上、

そして

全ての皆様から祝福され歓迎される発表会にはならない以上、
本来ならこの発表会は行なうべきではないと思います。


真っ暗な夜、
何度も何度も考え、
最終的にいつも出てくる答えは

「中止にしよう。」



ただ、朝になり、
眩しい光とともに小鳥のさえずりで目を覚ますと、発表会を楽しみにしている生徒さんの笑顔が浮かんできて

「夢の舞台を叶えてあげたい。」


と、涙があふれてきます。



今回、コンサートの練習と並行しながらの発表会準備となることを踏まえ、今年に限って早くから準備に取り掛かり、プログラムも完成させていました。





処分した3月20日のプログラム。



新たに作り直した4月26日のプログラム。





どちらも結局、誰にも見せることなく終わるのであれば、自業自得。




そして、、、

もし中止にしたとしても、生徒さんには期待させるだけさせといて、夢の舞台を実現してあげることができなかった愚かな私たち姉妹講師は結局、
どっちにしろ罪人です。




開催しても罪人…





中止にしても罪人…







裁かれるものなら、いっそ裁かれて罪を償いたい。

もう一度やり直せるなら、
当教室の名の通り、ピュアな気持ちと感謝を忘れず、温かく生徒さんの心に寄り添う先生になりたいです。


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