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クラシックとジャズの架け橋2

以前クラシックとジャズの架け橋というタイトルで、ブログを書きました。
前回は、ジャズ寄りのクラシック曲を何曲かあげましたが、今回はクラシック寄りのジャズをご紹介します。
クラシックは習っていたけど、ジャズもやってみたい方のとっかかりの曲になればと思っています^_^

●Spain / chick corea
アランフェス協奏曲をモチーフに作曲された、言わずと知れたジャズの有名曲。
そのほかに、アルマンドのルンバ、ラ・フェスタなど、スパニッシュな曲を多く作曲されました。
ジャズピアノとしては難易度が高いのですが、クラシックピアノを長年やっていた方には人気が高く、弾き易いと評判です!
チックコリアは残念ながら、先日亡くなられました。。

●Summertime / George Gershwin
パリのアメリカ人、ラプソディー・イン・ブルーなど、クラシック曲でも有名なガーシュイン。他にもI Got Rhythm、The Man I Love、Someone To Whatch Over Meなどなど、現在でも演奏されるジャズのスタンダードナンバーを数多く生み出しました。
まさにクラシック側からのジャズの生みの親とも言える存在ですが、そもそもご本人は、これはクラシック、こちらはジャズなどと分けてはなかったでしょうね。

●Lush Life / Billy Strayhorn
ビリー・ストレイホーンは、『A列車で行こう』の作曲者であり、 デューク・エリントンとの共同作業がよく知られています。
ビリーはクラシック音楽家を志すのですが、黒人学生には音大への奨学金は出ない。エリントンとは違い、決して裕福でなかった彼は地元でミュージシャンとして活動していた23歳の時、バンド仲間が、ツアー中のエリントンにアポを取ってくれたそうです。
 翌年から、ビリーはNYで、エリントンの助手として仕えます。エリントン楽団のテーマ、ハーレムの香り漂う「A列車で行こう」は、NYのエリントンを訪ねた時、手土産代わりに持参した作品で、ピッツバーグで、A列車に乗ったことのないビリーが書いたもの、最初は作風がエリントンのイメージと違うと、ボツになった作品だったそうです。(そうなんです、エリントンもジャズの中にクラシックテイストを感じる曲を書く人なのです)
ストレイホーンは「A列車で行こう」のようなジャズらしい曲と、Lush Lifeのようなクラシック調の美しい曲両方が書ける、まさに天才です。
私的には、どちらかというとクラシック調の曲を書く人という印象です。

●I will wait for you / MICHEL LEGRAND
フランス映画「シェルブールの雨傘」のテーマ曲です。
ポップで、哀愁があって、古くはダカンの「かっこう」を思い出させるようなフランス人の血を感じる哀愁のある曲調です。
そのほかにも数多く映画音楽を作曲していますが、彼の作曲した音楽とは裏腹に、彼の若い頃の演奏は、バリバリのバップスタイル(黒人から生まれたジャズ)!!

●Lullaby / Michel Petrucciani
ミシェル・ペトルチアーニは、フランスのオランジュ生まれ。生まれつき骨形成不全症という障害を背負って生まれたものの、デューク・エリントンの音楽に魅せられクラシックピアノを学び、18才の頃にはすでにジャズピアノの頭角を現し、その後アメリカに渡りジャズクラブで人気を博しました。
ペトルチアーニはラテン系フランス人。なぜかというと、フランスのオランジュは南フランスなのだ!
同じフランス生まれ(パリなど)の他の作曲家とは違い、彼の曲はとにかく太陽が降り注ぐ陽気と新緑、リズムもラテン系、ピアノのタッチも力強い。
しかーし!、Lullabyは3拍子のたいへん美しい曲! やはりフランス人の血という、言葉では説明できない哀愁がどこか漂酔ってしまう。このLullabyはまさにそういう曲。
クラシックの時に書いた、ダカンやプーランク、マスネーと同じ香りがする、涙なしでは聞けない音楽なのです。

●First Song / Charlie Haden
チャーリー・ヘイデンは数々の名曲を生み出したコンポーザーとしても優れたベーシストです。
哀愁のある曲で、既視感、いや既聴感がある!と私が勝手に思っただけですが、この曲はショパンのハ短調のプレリュードのパクリでは?
調も同じだし。。
いい曲で演奏しやすいのだけど、なんか好きになれない曲です笑

そのほかにも、デューク・エリントン、キース・ジャレット、ビル・エバンスなど、クラシックピアノを基礎としたジャズミュージシャンは特にピアニストには多いので、どんどん聞いてみてくださいね^_^


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