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教える。ということ。

ある方のFacebookに書いてありました。
弾けないと 教えられない、と。
特に日本は、「弾くのと教えるのは違う」と仰る方が多いんだそうです。

確かに、ピアノの先生の「資格試験」というものはないので、音大や専門学校をお出にならなくとも、教えることは可能です。
実際に、??あれ??という方でも 教育経営をしながら自ら教えていらっしゃるところもあり、経営が成り立っているのですから、需要はあるのだとは思います。

私が習った先生方は、実際にプロとして演奏会をしていらした方が多かったので、 私はラッキーだったのかもしれません。

では、弾けないと教えられないのは、何故か。
いくつか理由が考えられます。

まずは、デモンストレーションしてあげられないこと。
発表会などの選曲をするときに、曲名だけではピンとこない生徒さんに「さわり」だけ、あるいは全部弾いてあげることがあります。
弾けない先生は、まず それが出来ない。
まぁ、昔は「分からなかったら自分でレコード(古いっ)を買ってきて調べなさい」と言われましたが、今ではYouTubeという便利なものもありますからね。
それを見せて済ませている先生もいるのだとか。
あるいは、自分が弾けるレベルの曲か、知っている曲しか選ばない先生もいます。

2つめは、生徒さんが弾けない時、何が原因なのか分からなくてはならないから。
指使いに問題があるのか、姿勢あるいは椅子の高さ、足台の高さや位置なのか。
脱力か。それともテクニックか はたまた 腕の角度や動かし方か。(もっといろいろあります)
そこが分かるのは、実際に「弾いている先生」だから。

3つめは、音質や音色の弾き分け方などを説明するとき。
こればかりは、その部分だけの「参考動画」を探すことよりも、やって見せたほうが分かりやすいので、実践してみせることができないとレッスンになりません。
一時期、数人の生徒さんを引き継がせて頂いた時に、指は動くし譜読みに問題がない生徒さんでも、一様に硬い音で一本調子に弾く生徒さんばかりで、不思議に思っていたことがあります。
ある時、たまたま引き継がせていただいた先生の演奏を聴くチャンスがあり、「なるほど!」と思いました。
みんな、先生にそっくりな弾き方だったのです。
生徒さんが真似をしたのか、先生が音色や音質のレッスンをしなかったのか、そこは不明ですが、生徒さんがよい耳に育つためには、先生がよい音(よいというのは、色んな種類の、という意味です)を出せないといけないのだなと思いました。

5つめは、舞台経験があるのとないのでは、舞台上のアドバイスをする上で雲泥の差があるということ。
「緊張に慣れるように、家族やお友だちの前でも練習しましょう」とご指導なさる先生がいらっしゃいますが、緊張は「慣れ」では克服できないのです。
「なぜ緊張するのか?」まずはそこからの説明と、改善策を提案するために、舞台の上での心構えや、練習の仕方は、経験している先生からならではの伝授です(演奏家だった教授にかなり教えていただき、学生時代に痛感しました)


巷には、色んなSNSやホームページを読みあさり、レッスンやホームページで 知識だけもっともらしく語る講師がたくさんいるそうです。もちろん、勉強のためには、他人の意見ややり方などの記事を読み 参考にすることはとても大切ですが、それ自分のものに(実践)しないうちに「受け売り」にしたレッスンをしていては、生徒さんもかわいそうです。
という訳で、講師も日々勉強し、練習に励み、精進しています。
説得力のあるレッスンをするためには、自分を磨くしかないのです。
もちろん、たくさん失敗して、弾けないところを泣きながら練習して、悔しい思いもたくさんしてきた学生時代があるから、みんなの気持ちもよくわかります。

練習に行き詰まった、うまく弾けない、こんな表現はどう?などなど、先生に遠慮なく聞いてみてください。
経験のある先生なら…きっと力になってくれるはずです。


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