怒る。

え、先生でも怒ること、あるんですか〜？！
と、よく言われます。
それを娘に言ったら苦笑していました。
娘は今はもう27歳ですし、さすがに怒ることはないですが、そりゃぁ、子どものころは怒りましたよ。
叱るというより、感情にまかせて怒る。
がーっと怒ってスッキリするかと思いきや、いやーな感情だけが残っちゃう。で、反省の繰り返しでした。


さて、レッスンでたまに、
○○したら、先生に叱られるよ！
とか、
練習しないと、先生が怒るよ
と、お子さんに仰るお母様がいらっしゃいますが、
怒りませんよ笑
電車の座席に靴のまま登ったら、目のまえのおじちゃんに叱られるよ！と、同じ笑

○○というのが、もし、やってはいけないことなら、理由を話して理解してもらう。
練習だって、先生のご機嫌取りのためにするわけではないでしょう？

そもそも、練習しない理由は様々ですし。

ママが買い物行っている間に練習しなさい
ごはん作っている間に練習しなさい
弟や妹の世話している間に練習しなさい
仕事から帰ってくるまでに練習しなさい
…初心者や小学校低学年に「やっておけ」は、無理です。
なので、練習しない（できない）なら、まずはその理由から聞いてみないと。
熱中するものが他にある（ゲームやYou Tubeなど）
練習している横でテレビが付いている
練習に付き添うお母さんが怖すぎる笑
みたいな理由がいくつか出てくるので、まずはそこから。

そんな感じです。
あまり　怒る／叱ることって、無いもんです。

逆に、唖然とするとか、がっかりするということならたまにあります。
時間や期限にいつもルーズ
挨拶しない（シャイ、とかではなく）
自分の意見をことごとく押し通す
ルールを守らない（一般常識含む、その組織や教室の決まり。うちでいうと、規約、かな）
ヒステリックに話す
上記のような方とのトラブルは、なるべくしてなることが多いです。
同業の知人の話ですが、「今日で辞めます」というお母様の手書きメモを持ってきたお子さん、レッスン後に玄関で靴を履きながら「来週（来月）から来ないから」と仰った大人の方。
それまでの先生との関係がどうだったのかはそれぞれですが、前出のような、がっかりやびっくりの積み重ねの結果だったようで、それはとても悲しいし寂しいです。


５月いっぱいでレッスンを卒業することになった、６年生。
最後まできちんと通ってくれて、そして、きちんとお別れの挨拶もしあえて、ご帰宅されたあともお母様から丁寧な文章とともに、一緒に写った思い出の写真をたくさん送ってきてくださって、ウルウル…。
あー、この仕事をやっていたおかげのご縁だなと、嬉しかったということがありました。

かと思えば、メールのみで
今月で辞めます。
の連絡があって、がっかりしたのも今月。
（実は、メールのみで終わるこのパターン、20年数年教えてきた中で初めてです）
理由が全くわからないので何とも言えないどんよりした気持ち。
コミュニケーションなどいろいろとうまくいかなかったのでかもしれません。反省です。

ちょっと脱線しましたが、
がっかりや悲しい、寂しいはあっても、
怒りません、叱りません笑
何だろ。年取ったのかなぁ