頭が良くなる。

ここ数年、
「ピアノは脳に良い」
と言われているようですが、
脳に良い＝頭が良くなる＝勉強がスラスラできる
ではないと思います。
　
確かにピアノは、10本の指を使って　ト音記号やヘ音記号の音符を読み、強弱記号などを理解しながら、指先から足の爪先まで、微妙な調整をしながら、様々な音色を奏でるわけなので、右脳と左脳を繋ぐ神経が太くなると聞いたことがありめす。
でも、ピアノを習い始めたからといって、小学生がいきなり大学入試問題を解けるわけでもなく。
太くなった神経も、たくさん勉強しないことには、宝の持ち腐れ笑

ピアノの練習には
何でそこがうまく弾けないのか
この指番号にした意味は
ここはどんなニュアンスなんだろう
…などなど、
いろんなことを考えて、組み立て、原因を探り、調べ、再現し、また考え…を何度も繰り返すので、忍耐力や思考力、その他いろんなチカラがつきます。
なので、工夫したり、要領よく勉強するチカラがつくのは間違いないと思います。
なので「結果的に」頭が良くなった、ということになるのかもしれませんね。

ピアノの技術習得は長期戦（10年とか20年とか）なので、結果はすぐには出ませんが、

ちっとも弾けないから時間の無駄！

と思わずに、どうぞ気長に続けてください。
脳の働きを活発に。