バッハが残した「 謎のサイン 」
バッハシリーズ3回目
NHK Eテレで放送されたクラッシックTV
「バッハの魅力」の内容のシェアと
ピアノの教材「インヴェンション」のお話を少し。
皆さん、ご存じでしたか?
バッハの作品には、
ときどきバッハが書き残した
「謎のサイン」があるんです!
曲の最初に、J.J.=Jesu Juva イエズ ユーファ(イエスよ、助けたまえ)
曲の最後に、S.D.G.=Soli Deo gloria(ただ神にのみ栄光あれ)
これはいったい何を意味するのでしょう?
自分の描いた曲は
あくまで神様の栄光であり
その作品を捧げ物として献呈した、という意味なんです。
バッハの「インヴェンション」にも
いろいろなバッハの隠された「意図」が
曲の中に隠れています。
例に挙げるときりがないくらいですが
今日はその中の少しをご紹介しますね。
7番インヴェンションはホ短調で、
へ短調と共に「悲しみ」を表し
バッハにとって大切な調だった。
「受難の調」とも言われています。
2番や11番のインヴェンションの、
右の16分音符の音形
この右手の音形は蛇のようにぐにゃぐにゃで
( 詳しくはお教室ブログ②をご覧ください )
「蛇の音形」=「死」の象徴で
「イエスの死」を表すのだそうです。
「イエスが死ぬことによって、人間に永遠の命が与えられる」
つまり
「イエスを信じる者は永遠の命が与えられる」という
バッハからのメッセージだそうです。
このようなことから考えると、
バッハの作曲の原動力は
すべて「神」!!
自分の描いた素晴らしい作品は
あくまで神様の栄光で
捧げ物として献呈されている。
すべて神への深い気持ちから
作曲されているのです。
流行やお金のためでなく
もっと「深いもの」や「遠いもの」
神への畏敬の念が
作曲の原動力だったのです!
バッハのインヴェンションは、
ピアノ学習者が誰でもやるべき
大切な曲集です。
私自身
子どもの時は意味も解らず弾いていました
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