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ピアノ椅子の高さの大切さについて。

一昨日は、夏にコンクールを受ける生徒のレッスン日だった。

まだピアノを始めて3年だが、熱心に練習してくるので、メキメキ上達中の6年生の女の子だ。

ただ、よく練習してくるのだが、音が硬いのとスケールやアルペジオがきれいなレガートで弾けないの

が気になっていた。

最近背も高くなり、身体も大きくなってきたので、ふと思いつき、椅子の高さを下げて、ピアノからの距

離も広めにしてみた。

今までも一般的には丁度良いと思われる椅子の高さだったのだが、私自身が弾く時はかなり低めにし

て、ピアノとの距離も取るので、私ほどでは無いが少し低めにしてみたのだ。

すると、見事に音が変わった!

音が柔らかくなり、スケールが滑らかに流れるようになったのだ。

本人に聞くと弾きやすくなったとの事。

ピアノの椅子の高さと距離はとても大切なので、私はレッスンでも生徒の椅子に関しては良く気にして

いたのだが、ここまで音に関係するとは正直びっくり。

思うに、専門家でもピアノの椅子の高さに頓着しない人がとても多い。

音大生の発表会などでも、前の人が弾いた高さのままに弾く人が続出するし、先生も余り気にしない

ようだ。

そして、全体的に椅子が高すぎる人たちが多い様に思う。

ピアノは上から叩くものでは無いし、レガートに弾くためには肘や手首の動き、そして肩甲骨までも妨

げずに自由に動かせるピアノとの距離と鍵盤に対する腕の角度が重要なのだ。

子供は体がどんどん成長するので、それに従って、椅子の高さもピアノとの距離も、教師が適切にア

ドバイスする大切さを痛感した次第。

何か上手く弾けない場合は、椅子をいつもより低めにして、ピアノとの距離も取ってみてはどうだろう。

勿論、そうしても変わりなかったり、かえって弾きにくくなるなら元に戻せばいいだけ。

先入観を捨てて、まずは色々とやってみる事が大切だろう。


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