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対応力

そういえばもうずいぶん前のこと
お母さまからこんなご相談がありました!

家では上手く弾けるんですが
レッスンはグランドピアノなので譜面台が高くて
上手く弾けません
どうしたらよいでしょうか?

それは仕方ないかなー
と思ったのですが
そのとき思い出しました
自分も子供のころ口にはしなかったけど
そう感じていたことを!

私が習っていた教室は
先生が何人か在籍してらして
レッスン室が何部屋かあるような
教室でしたが

毎週ローテーションで部屋が変わります。

グランドピアノの部屋が2部屋くらいで
あとはアップライトピアノ。

先生の感覚では
もう当たり前の感覚で
考えるまでもなく
断然断然グランドがよいですが

子供だった私は
グランドピアノに当たった日は

あ"ー、今日は弾きにくいぞーがっかり。

でした。

何が弾きにくいって

譜面台が高いところにあるから。

タッチが違うって言うのもありましたが。

家は当時アップライトだったので

譜面台は顔の真ん前にあります。

その目線で

その頭の角度で練習してるんです。

ところが

グランドだとちょっと顔を上げて楽譜見ます。

そのちょっとの角度の違いで

フォームが変わってしまい

だいぶ弾きにくいんですよねーまだいろんなピアノに慣れていない子供時代は特に。

そんなことを
生徒さんのお母さまからの相談で
思い出しました。あるあるなのかも。

なるほど、おっしゃることはわかりました!

ただ、そこなんですよね、ピアノという楽器は。

そう、自分の楽器で弾けないんです。
レッスンも本番も。

弦楽器も管楽器も

My楽器を持ち運んで演奏しますが

ピアノは

そこにあるピアノ

に対応しないとならないのです。

リハーサルのない本番もあります。

例えばコンクールとか

例えば合唱祭の伴奏などするときは

ホールでのリハーサルはまずありませんし

その他、いきなり初めてのピアノをぶっつけ本番で弾くことだってあります。

弾き始めの

秒で

鍵盤の重さや音の響きなどを察知して

対応しなければならないんですね。

あー怖い怖い。

そんな対応力も大事なのがピアノです。

このピアノじゃ弾けない!

んじゃなく

自分が合わせるんです!

初めまして!

と、会った瞬間から

秒で

仲良くする努力をするんです!

毎週のレッスンでそんな対応力を
いつのまにか養い

ホールやサロンなどの
普段と違うピアノで

それを養い

対応力学んで行くんですね、ちっちゃい子も。

知らず知らずに。

だいぶ度胸つきますよ。

先日子供が初めての
ロシア人のピアノの先生に
単発でレッスンしていただきました。
私も聴きにいきました。

先生がまず1回全曲聴かせてくださいとおっしゃり

ショパンエチュードを弾き始めました。

そしたら

なんと

全くペダル使わないで最後まで弾いてるんです。

普通は当たり前に
ペダル踏む曲です。

なぜなぜいきなり
ノーペダル!?

家でそんなふうに弾いてないじゃん。

アホなんですか!?

あなたアホなんですか!?

足がペダルにすら乗ってないよ。

こんな人初めて見たよ。

(母の心の声)

先生もキレ気味にᕦ⁠(⁠ಠ⁠_⁠ಠ⁠)⁠ᕤ

あなた、何でペダル使わないの?

理由はっ!?

そしたらうちの子

ペダル踏んだら音が濁ったからないほうがましでした。

と言いました。

ちっともましじゃなかったから。

踏み方考えなよ、浅く踏むとかさー(母の心の声)

そして先生からのお言葉。

ピアノを弾く人は
そのピアノがどんなに悪かったとしても
それでちゃんと弾かなくてはいけません。
弾けるようでなくてはいけません。
ペダルを使ってもう一度弾きなさい。

そう、おっしゃる通りでございます。
そこにあるピアノが
いつも素晴らしく弾きやすい
なんてことはないですもんね。

対応力ですよ対応力!


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