発達障害のあるお子様のレッスンが通いやすくなりました。

こんにちは。
５年間発達障害をもつ子供たちのレッスンをして気づいたこと・・。
「何もわからない子供たちをピアノに縛りつけてはまずいなぁ・・。」

１年前まで３歳からとっていたこともあり、発達障害のある子供たちも３歳から募集してました。「習い事頑張るぞ！」って自覚できるのは軽度知的障害・高機能自閉症の子供だと小１あたりから、中・重度知的障害のある子は小学校高学年あたりからなのです。

それなのにうちに来た子供たちは「当然ピアノ教室なのだからピアノを教えてください」という親御さんの指示のもと、何もわからないままピアノの前に座らされ、やりたくもないことを強いられ、やる気を見せなければお母さんに
怒られ・・・のピアノ地獄を味わってきた子がすごく多いのです。

結果、生活気力が落ちた子・チック症状がひどくなった子・人の顔色を見ながら悪さをするようになった子・・・と音楽で子供を伸ばさないといけないのに、ピアノを習ったというか押し付けられたために精神不安がでてしまったのです。

これはいかんなぁ～と思って考えた今年からのコース。
「こころレッスン」・・・これは今までのピアノレッスン。ですが、小学１年生自主的にピアノを習いたいと思った子供たちが対象のレッスンです。いくら家族の方が「ピアノを習わせたい」とおっしゃっても、子供に意思がなければ入会できません。

それでも子供に音楽を経験させたい・・という家族の方と音楽好きなお子様のためにもう一つ「こころリトミック」というコースを開講しました。

音楽に合わせて先生やお母さんと手をつないでリズムを感じたり・まねっこができるようになると、手遊びや打楽器演奏やピアノあそびに移っていきます。小学３年生まで在籍できるので気長に子供の成長を追えますね。

これだと、初めのうちは理解できずに戸惑っても、３か月から半年ぐらいで好きな音楽遊びにはニコニコできるようになるでしょう。子供たちがニコニコできるレッスンをこれから作っていきたいと思います。

無理やりレッスン・泣きながらのレッスンはさようならです。