連続した和音を弾く

今日は、大人の生徒さんのレッスンでした。

前回和音が掴めないと困っていましたが、今日もあまりはかばかしくありませんでした。

私は、ずっと生徒さんの指を見ていて、はたと気が付きました。
指を伸ばして和音を弾いているのです。
ですから、次の和音に移る時に指をくぐらせることをせずに、上から弾こうとするのです。
そのために、移動に時間がかかり、移動するたびに音を確認する作業が必要となりもたもたしてしまうのだと気が付きました。

それで手を丸くして、右手の2の下に1をくぐらせることと右手の5から4への移動を同時にする事を教えました。
最初の2つの和音を1回だけ弾いて口でレレと言う。
その間に頭の中でどういう動きをして何処に移るかをイメージしておく練習をやってもらいました。

今度は上手くいきそうです。

今日は、メトードローズとトンプソンの1巻でV調に転調している曲が立て続けに出てきました。
ドッペルドミナントという名前は出なくてもV調に転調して曲の終わりの感じを明るくしていたりして、曲の選択の凄さを感じました。
これらの教材は、曲がよくできていると改めて思いました。