自然に笑っていることのありがたさ

本当は今日は今週初レッスンだった
生徒さんのブログをあげようと思っていました。


ですが、昨日大人の生徒さんから
お母様が亡くなられたと連絡がきました。

「来週のレッスンをお休みさせていただけないでしょうか？申し訳ありません」

というLINEが夜にきました。


生徒さんは私より1つ下でお互いに親も似たような年で
家族については共感できる部分が沢山ありました。


いつも家族のことを午前中レッスンということもあり、
ちょこっと帰りに話してたので…


なんだかLINEがきたときはかける言葉すら見当たらず…


生徒さんは普段から仕事も家事もピアノも真面目で
お母さんが亡くなられて悲しみと今、大変なときに、
来週のレッスンがきちんと出来るのかまで心配までして…。。


親が亡くなってレッスンのことすら
考える余裕なんてないはずですがスケジュールきちんとして
レッスンも来て一度もお休みすることもなかったので、
真面目な生徒さんは大変な中、
LINEしてこられたんだと思います。


私は3年半前、30才で父親が病気で他界しました。

亡くなってから一週間でレッスン復帰。
でも辛くてレッスン以外では泣いてばかりで
何も前に進めませんでした。


大好きなことも辞め、
食べることも寝ることも拒み、
仕事が終わると泣いてふさぎ込んでしまいました。
今だから話せることです。

「今は休めるとき寝るのが仕事」といわれ、
なぜか寝るということが
悪いことだと思っていたのです。


また色々しないといけないことがあり
数ヶ月はバタバタします。
それが終わると悲しさが余計増します。


日頃ポジティブな発言を生徒さんにいうことは多いのですが
完全に私はプライベートは
ネガティブになっていました。


周りから
「元気だしてよ！」
「親はいずれかは先にいく」
と言われてもなんの慰めにも
なりませんでした。


ですがそっと見守ってくれる人は沢山いました。


寿命まで生きてくれていたら
後悔もしなかったんだろうと思います。


それでもお別れは悲しいです。

それから半年くらいして

「当たり前にいた日々」

にふと気づかされることが多くなりました。



「人にもっと優しくなろう」
「人はされたことをすごく傷つき残るけれど、
自分がされて嫌なことを自分がしていないか？」

と思うことが多くなりました。



平凡でバタバタと過ぎていく日だと、
つい「○○してみたい」と

”これ以上”の望みを思ってしまうと思います。


そう思うまで時間はかかりましたが、
日々こうやって当たり前のように

”生活できてること”
”ご飯を食べれてること”
”寝れること”
”娯楽できること”

に感謝しなければと思いました。


そして当たり前のようにいる家族や身内、友達を
大切にしたいと思いました。

今いるまわりの人たちは支えてくれている人たちなんだと。
もちろん生徒さん、保護者の方もです。


辛いことは誰でもあるけれど
やっぱり家族や大切な人との
お別れはとても辛く悲しいです。


世界には辛い人は沢山います。
たったこの瞬間でも悲しい人、泣いている人は沢山います。


忙しくても矛盾することあっても日々に感謝しつつ
私は毎日家族と暮らせていることに

”ありがとう”

といえる日を送りたいと思います。



いつも頑張ってる人はたまには
肩の力を抜く日をつくって欲しいです。
たまには沢山、泣いてもいいと思います。


また生徒さんも心から笑ってくれる
日がきてほしいと願います。

ピアノを弾いてお母様も喜んでくれていたら嬉しいです。











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