あがらない方法

「人前で演奏すると、どうしてもあがってしまう…」

「レッスンで先生の前で弾くのでさえ、緊張してしまいます…」

こういった声を、良く耳にします。


気持ちはよく分かります。

なぜなら、私も極度の「アガリ症」でした。

人前でピアノを弾くと、いつも緊張してしまう。

上手くいかなかった演奏会も、過去にはありました。



それで、今は？

自分の考え方を変えたことで、

気持ちをコントロールすることが出来ています。


以前私は、

「緊張することは、自分が今真剣になっている証拠だから、素晴らしいことですよ」

と、ある人からはじめてアドバイスをいただきました。

「あがること緊張することは、決して悪いことではない！」

まさに、あがることや緊張することに対して、ありのままの自分を受け止め、

良い意味づけをすることが出来るようになりました。



それから、

「人間は慣れない行動を行っている時、脳の中では混乱状態に陥っている」

と、ある書籍で書かれていました。

確かに、練習は独りで黙々とやっているのみ。

人前でピアノを弾くことの経験が少なかったです。


だったら、

「人前で演奏することに慣れる。」

「人前で演奏する回数を増やす。」

「人の目を気にしないようにする。」

練習時においても、

独りでひたすら弾きこなすよりも、

家族にも友人にも、どんどん聞いてもらうようにしました。




今では、こういった悩みを訴えてくる生徒さんに対して、

♪　あがることや緊張することは決して悪いことではない！
　むしろ、自分自身が真剣な気持ちになっている証（あかし）。
　良い状態ですよ！


♪　人前で演奏することは、慣れていないから緊張してしまいますね。
　だったら、人前で演奏することに慣れていきませんか？
　周りの人にもどんどん練習を聞いてもらっては、いかがでしょうか？

このようにアドバイスをしています。


考え方を変えただけでも、

今、自分が置かれている状況に意味づけをして、

肯定的に捉えるようになりました。