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♪レガート♪

『たとえばハ長調のスケールだが、このスケールを弾くのはもっとも難しいのである。

それを真にレガートで、ある強さと速さで、しかも任意のリズムで、望ましいタッチで弾くのは音楽の勉強のなかでもっとも難しいことなのである。』

by パハマン


「レガート」

これがなかなか難しい。

でも私は導入の時から、レガート奏法を教えるようにしています。


「レガート」な演奏をするために、手首の動きや脱力も関係してきますが、もっともっと根源のところ。

ドーレ、をレガートで弾くには、ドを弾いた後、レを弾いてからドを離すとレガートになります。

レを弾く前にドを離すと、音が切れてしまいます。



他の教室から移動してきた生徒さんに多いのが、「レガート」が出来ていなかったり、「レガート奏法」を理解できていなかったり。

レガートが出来ていない生徒の演奏をよく観察すると、

・手首が1音弾く毎に上下している

・鍵盤から指を離し過ぎていて、パタパタ弾いている

・進行方向に手首が移動出来ていない

・力が入っている

などでしょうか。


ピアノを弾くという事は、指を降ろす上げるの繰り返しなわけですが、これをいかに滑らかに、スムーズに行うかです。

鍵盤に指を降ろす時は鍵盤のそばから。

決して鍵盤を叩かないこと。

そして降ろすスピードはp(ピアノ)の時はゆっくり、f(フォルテ)の時は素早くです。

必ず脱力して。

pとfの奏法も必ず生徒に言葉で説明します。

テキスト「ぴあのどりーむ」でpやfの強弱記号が出てくるのは3巻ですが、ここで必ず教えます。

特にfは力で抑えないこと、pでも下まで鍵盤を降ろすこと。(アフタータッチの事は今回は考えません。)

生徒には繰り返し教えているので、言葉で説明出来る子もいます。

子どもだから、出来ないのではなく、教えれば出来ます。

グランドピアノとアップライトピアノとで、かなり違いはありますが、練習がアップライトだからと言って出来ないわけではありません。

指を鍵盤のそばからスムーズにおろす、おろす時は叩かない事を意識して練習するだけでも、かなり改善されると思います。



私も最近、これを徹底的に訓練しています。

難しい曲でなくてもできます。

いや、難しい曲でなくていいのです。

今日はツェルニー100番でこれらの事を意識してやってみました。

改めて、100番はいい曲が多いなと思いました。

音大を卒業した方や、ある程度ピアノをしている方なら、ツェルニー100番を弾くのはいとも簡単だと思います。

そうではなくて「すぐれた演奏」を目指したいものです。


『スカルラッティの小さなソナタを学ぶのは、最初はやさしい。

テンポどおりに弾けば3分で弾き終わってしまうが、それをすぐれた演奏で聴かせるためには6年はかかる。』

by レシェティッキ



レガート!!


ピアノ演奏における大きな課題ですね☆


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