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先月は藤原浜雄先生のコンサート2つを聞きに行きました。
1つはソロコンサート。もう1つはシベリウスのコンチェルト。
性格的に『良い・好き』となったらとことん聞いたり見たりする方で、その期間も長い。そしてそれぞれに自分なりの理由があります。
ただ音楽家に関してはある時パタッと聞かなくなる事が多いのです。
私が最初に先生の演奏をしっかりとライブで聞いたのが1995年。と言っても師匠の譜めくりをしながらなのですが。その演奏に度肝を抜かされました。
そしてそれからほぼ20年。途中6年ほど聞かない時期がありましたがその期間を除けばほぼ毎年1回は聞かせていただきました。

不思議なのがなぜここまで聞き続けたのかな~って。
もちろんとても素晴らしい演奏家でいらっしゃいます。誰をも魅了するヴィルトゥオーゾ、そしてお持ちなっている音楽の大きさと情熱。ご本人様にそれを伝えればまず照れるでしょうけれど本当にすごいとしか言いようがありません。
ただそれだけなら私は絶対に飽きているはず。圧倒される事が大きいければ大きいほど冷めるのも早いものです。脂っこいものが好きでも食べ続けると飽きてしまうのと同じ。
ふと今回なぜかなと考えました。そして気が付いたこと。

『音』

元々綺麗な音をお持ちの方ではあります。濁りのない音。弦楽器にしてもピアノにしても音に濁りが出る方って本当に多いです。しかしそれが無い。そしてここ数年透明度が増している。強い音でも弱い音でも、響きを殺していても響かせていても。
そうか~私は先生の音に魅了されているんだなって気が付きました。

その人を語る最も端的なもの…それは音。楽器弾きにとって命ともいうべきもの…それは音。

先日のシベリウスのコンチェルト、出だしのソロヴァイオリンの美しかったこと。一緒に行った友人の言葉を借りると、ホールを包み込む透き通る様な無駄の一切ない美し過ぎる音…そんな音。

何よりも人を魅了するのはテクニックでも音楽でもない・・・ただただ美しい音

これからまたどんな音を聞かせて下さるのか分かりません。でもとっても楽しみです。
そして私もいつかそのような音を出せる…純粋に美しい音を出せる…そうなりたいなと思います。


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