日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

第8回大阪国際室内楽コンクール優勝団体披露コンサート

先週の木曜日、サントリーホールで行われ『第8回大阪国際室内楽コンクール優勝団体披露コンサート』に行ってきました。
その2日前に実際に審査員をなさった先生からご連絡があり、とてもレベルが高くよい演奏なので時間があったら行っていたら良いよと言われまして。行ってみてとても良かったです。

演奏は2団体。ピアノ三重奏・四重奏部門からスイスのトリオ・ラファール。弦楽四重奏部門からルーマニアのアルカディア・クァルテット。
特にアルカディア・クァルテットの演奏は素晴らしかったです。最初のフレーズを弾いた途端に広がった『音楽って楽しい、音楽って素晴らしい』という聞こえないはずの言葉。そして何よりも全員が音楽を楽しみ、音楽が出来る幸せを感じているのがとてもよく分かりました。
今回日本人のグループも何組か出場していたのですが、全員予選で落ちたそうです。この2団体を聞いてとても太刀打ちできないと感じました。その事を最初のご連絡の際伺っていたのですが、先生曰く『日本人は室内楽を楽しんで演奏していないんだよね』と仰っていました。ソロに突出ている教育をしている日本では、まだまだ室内楽のレベルは追いついていないようです。

当日プログラムと一緒にコンクールに関するパンフレットを配布されたのですが、その中に審査員長の堤剛氏と指揮者の井上道義氏等の対談が載っていました。
そこに両氏教えを乞うた齋藤秀雄先生の事が書かれてありました。その中で、『音楽は人と人との間にあるもの』でそれを一番顕著に表わしているのが室内楽だと教えていらした、とありました。そして、問題は室内楽奏者は自分達が楽しんでお終いになってしまっていて、観客に伝わっていない、と。
このお話に私自身どうなんだろうと考えさせられました。案外こうなっているのではないかなと。

また堤先生の『室内楽の元にあるのはお互いの音を聞き合う事』という言葉に、今子供たちに最も必要である『人の話を聞く』という部分と同じだなとも思いました。もしかしたら子供だけではなく今の日本人に最も必要な事かもしれません。

まだまだ若い彼ら。これからどのように成長をし円熟していくのか、とても楽しみです。


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント