「好き」になる事が、上達の近道♪
このブログは、【2014年2月4日】投稿記事の本文です♪
最新記事については、【ホームページ】の【講師ブログ】または、下記URLからどうぞ♪
http://chihiropiano.blog.fc2.com/
ピアノの曲は、本当にたくさんありますよね!
「生きているうちに、全ての曲を弾けるのか?」というと、それは難しいかと思います。
限られた人生の時間、どの曲を練習して、演奏できるのかも、限られているのですよね。
音楽学校等で「ピアノ」を専門に学ぶ時、色々な時代の作品を弾く事が求められます。
とは言え、やはり「努力すれば、必ず“ものになる”」というわけではなく…、
「演奏する人の個性」で、得意なものと、そうでないものが出てきてしまうものなんですよね。
「全ての時代の作品を、オールマイティで演奏出来るのか?」
中には、そういう素晴らしいピアニストの方もいらっしゃるかと思いますが、
少なくとも、私自身は、この作曲家の曲は弾けるけれど、この作曲家のものは不得手…、
になるのですよねぇ…。
不得手のものは、「何故、苦手なのかな?」と考えた時に、
「“自分の特性”とは“異質のもの”なのだからかな?」と思うのです。
偉大なる作曲家の遺した作品を、鑑賞すること(聴く事)は好きでも、
「いざ、自分で演奏する」となると、やはり「得手・不得手」と分かれてしまうものなんですよね…。
もちろん、「全ての時代の曲に挑戦していく事」は求められるわけですが、
何十年も弾き続けていると「自分が目指すべきもの」は、どんな音楽なのか、
という事も考えるようになります。
「不得意のものを、それなりに弾けるようになるために」努力をすべきなのか?
「自分の適性に合った曲を、より完成度を高めていくために」努力をすべきなのか?
現時点で、私は、後者の方を選択していきたいと思っています。
レパートリーを広げていく事も、もちろん大切ですが…、
過去に演奏した曲「自分の個性に合った曲」を、
複数回、人前で弾く事で、より一層その演奏の質を高めていく、
そういう方向に、向かっていきたいなぁ…と、今は考えています。
少し脱線しますが…、日本人は恐らく「平均的な人間」を作りたがる民俗なので、
「突出したもの」「はみ出したもの」を敬遠する傾向があるように感じます。
私が中学生のころに、「コース別学習」という時間ができた時に、
「自分が、好きなコース」を選べるのではなく、
「学校側から指定されたコース」の授業を受ける事になり、
体育の苦手だった私は「基礎体育コース」に振り分けられてしまい…。
「自分の得意分野をより一層高めるための時間」ではなく、
「不得意分野」を「そこそこできるようにする」ための「補習授業…」。
「苦手科目をそこそこできるように」「平均に近づけるため」という形では、
「本人のやる気」は、育っていきません。(少なくとも私自身はそうでした!)
「本人が、強制的にやらされると感じている」時は、
「指導している先生が、色々な工夫をして、その楽しさ」を伝えようとしても、
きっとダメなのですよね。
私は、今、ピアノ講師として、ピアノを教えていますが、
子供・学生だった時に、「1学習者としての立場で学んだ経験」から、
「どういう指導法が効果的なのか?」という事も、経験から学んできました。
「1学習者として学んだ経験」は、「効果的でない」という実体験があるからこそ、
「こういうやり方は、学習意欲を高めるのに効果がない」という事が、本当にわかるのです。
なので「負の体験」も、「何を目指すべきか」を見つけていく上では、とても重要な事だと思います。
「負の体験をしたからこそ気付ける事」も、学びの過程での「宝物」になる訳です。
「こういう方法は、学習者の意欲向上に役立たない」という事を実体験することも、
何かを指導する立場の人間には、「大切な経験」になるのです。
「効果のない事は、その指導法を踏襲しない」
『経験』は、本当に宝物ですね!
ピアノも同じです。
「本人が好きで習っている」生徒さんと、
「外圧(自分以外の人の薦め)によって、“習わされている”と感じている」生徒さんとでは、
同じレッスンを受けても、吸収する力が全然違うんです。
もちろん講師である私は、生徒さんに「ピアノが好き」と感じてもらえるように、努力しますよ!
でも「ピアノを頑張らせたい♡」と願うのなら、
まず「ピアノが大好き」にならないと、ダメなのですよね。
「好きになる理由」は、人それぞれで構わないと思います。
「ピアノの音色が好き」
「ピアノで憧れの曲が弾けるようになってうれしい」
「発表会で、美しい衣装でピアノを弾けることがうれしい」
「ピアノの先生と一緒に過ごせるレッスンでの時間が好き」…
ピアノで色々な曲を演奏出来る力を持っているという事は、
本当に素晴らしい技術なのですから、
「習う」のであれば、「最初は、他の人からの薦めでスタート」したとしても、
「ピアノが大好き」になる事が、一番の「上達の近道」だと、私は考えています。
【好きこそものの上手なれ】
ピアノを習っている生徒のみなさんには、
音楽を奏でられる時間の素晴らしさを実感して、
是非「ピアノが大好き」になっていただきたいなぁ…と、心から願っています!
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ピアノの曲は、本当にたくさんありますよね!
「生きているうちに、全ての曲を弾けるのか?」というと、それは難しいかと思います。
限られた人生の時間、どの曲を練習して、演奏できるのかも、限られているのですよね。
音楽学校等で「ピアノ」を専門に学ぶ時、色々な時代の作品を弾く事が求められます。
とは言え、やはり「努力すれば、必ず“ものになる”」というわけではなく…、
「演奏する人の個性」で、得意なものと、そうでないものが出てきてしまうものなんですよね。
「全ての時代の作品を、オールマイティで演奏出来るのか?」
中には、そういう素晴らしいピアニストの方もいらっしゃるかと思いますが、
少なくとも、私自身は、この作曲家の曲は弾けるけれど、この作曲家のものは不得手…、
になるのですよねぇ…。
不得手のものは、「何故、苦手なのかな?」と考えた時に、
「“自分の特性”とは“異質のもの”なのだからかな?」と思うのです。
偉大なる作曲家の遺した作品を、鑑賞すること(聴く事)は好きでも、
「いざ、自分で演奏する」となると、やはり「得手・不得手」と分かれてしまうものなんですよね…。
もちろん、「全ての時代の曲に挑戦していく事」は求められるわけですが、
何十年も弾き続けていると「自分が目指すべきもの」は、どんな音楽なのか、
という事も考えるようになります。
「不得意のものを、それなりに弾けるようになるために」努力をすべきなのか?
「自分の適性に合った曲を、より完成度を高めていくために」努力をすべきなのか?
現時点で、私は、後者の方を選択していきたいと思っています。
レパートリーを広げていく事も、もちろん大切ですが…、
過去に演奏した曲「自分の個性に合った曲」を、
複数回、人前で弾く事で、より一層その演奏の質を高めていく、
そういう方向に、向かっていきたいなぁ…と、今は考えています。
少し脱線しますが…、日本人は恐らく「平均的な人間」を作りたがる民俗なので、
「突出したもの」「はみ出したもの」を敬遠する傾向があるように感じます。
私が中学生のころに、「コース別学習」という時間ができた時に、
「自分が、好きなコース」を選べるのではなく、
「学校側から指定されたコース」の授業を受ける事になり、
体育の苦手だった私は「基礎体育コース」に振り分けられてしまい…。
「自分の得意分野をより一層高めるための時間」ではなく、
「不得意分野」を「そこそこできるようにする」ための「補習授業…」。
「苦手科目をそこそこできるように」「平均に近づけるため」という形では、
「本人のやる気」は、育っていきません。(少なくとも私自身はそうでした!)
「本人が、強制的にやらされると感じている」時は、
「指導している先生が、色々な工夫をして、その楽しさ」を伝えようとしても、
きっとダメなのですよね。
私は、今、ピアノ講師として、ピアノを教えていますが、
子供・学生だった時に、「1学習者としての立場で学んだ経験」から、
「どういう指導法が効果的なのか?」という事も、経験から学んできました。
「1学習者として学んだ経験」は、「効果的でない」という実体験があるからこそ、
「こういうやり方は、学習意欲を高めるのに効果がない」という事が、本当にわかるのです。
なので「負の体験」も、「何を目指すべきか」を見つけていく上では、とても重要な事だと思います。
「負の体験をしたからこそ気付ける事」も、学びの過程での「宝物」になる訳です。
「こういう方法は、学習者の意欲向上に役立たない」という事を実体験することも、
何かを指導する立場の人間には、「大切な経験」になるのです。
「効果のない事は、その指導法を踏襲しない」
『経験』は、本当に宝物ですね!
ピアノも同じです。
「本人が好きで習っている」生徒さんと、
「外圧(自分以外の人の薦め)によって、“習わされている”と感じている」生徒さんとでは、
同じレッスンを受けても、吸収する力が全然違うんです。
もちろん講師である私は、生徒さんに「ピアノが好き」と感じてもらえるように、努力しますよ!
でも「ピアノを頑張らせたい♡」と願うのなら、
まず「ピアノが大好き」にならないと、ダメなのですよね。
「好きになる理由」は、人それぞれで構わないと思います。
「ピアノの音色が好き」
「ピアノで憧れの曲が弾けるようになってうれしい」
「発表会で、美しい衣装でピアノを弾けることがうれしい」
「ピアノの先生と一緒に過ごせるレッスンでの時間が好き」…
ピアノで色々な曲を演奏出来る力を持っているという事は、
本当に素晴らしい技術なのですから、
「習う」のであれば、「最初は、他の人からの薦めでスタート」したとしても、
「ピアノが大好き」になる事が、一番の「上達の近道」だと、私は考えています。
【好きこそものの上手なれ】
ピアノを習っている生徒のみなさんには、
音楽を奏でられる時間の素晴らしさを実感して、
是非「ピアノが大好き」になっていただきたいなぁ…と、心から願っています!
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