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まむし指、なおるといいですね~♪

このブログは、【2013年7月21日】投稿記事の本文です♫
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「“まむし指”はよくありません。」と、ピアノを習うと指摘されることですが、
私自身も、習い始めて5~6年位、この「まむし指」でした。

最初に習った先生からは、「まむし指」について、「なおすように」との指示がなかったので、
「何だか練習すると、腕(親指から肘のあたりまでの筋)が疲れるなぁ」と、ずーっと感じていました。

次に師事した先生から「あなたの1の指、惜しいわねぇ~」と言われて、
「まむし指」で弾く事が「適切な手の状態ではない事」に気付いて、
自分の家で練習する時に、反対の手で「1の指の関節」が出るように支えたりしながら、
少しずつ、その「補助」がなくても、できるようになって、
「まむし指」から解放されたのでした。

この「疲れ」の原因が、おそらく「まむし指」で弾いていたことだという事に、
「まむし指」がなおってみて、はじめて気付いたのです。

本当に、1の指の関節でしっかりと支えて弾けるようになると、
「腕の痛み・疲れが、ウソのように消えてなくなった」のですから。

私自身が、「まむし指」だったからこそ「気付けたこと」です。
実際に「経験すること」が、いかに大切なのかを、
こんなこと1つとっても、感じますよね。


私が子供の初心者の生徒さんを指導する時に使う教材の
「ピアノランド楽しいテクニック上」
この教材にも「まむし指はダメだよ!」と記載されています。

年齢の小さい生徒さんでも、
最初から「1の指」で支えられる「まむし指でない」生徒さんもいらっしゃいますが、
講師が「補助」してあげないと「まむし指」になってしまう生徒さんも数多くいらっしゃいます。

レッスンの時に「○ちゃん、1の指のここの骨が出て弾けるようになるといいんだよ」と、
指摘してあげますが、すぐにはなおりません。
(私も5~6年かけてようやくなおったことですので。)
でも、全く指摘されなけば、「何だか、ピアノを弾くと腕が疲れる」と思っても、
その原因がわからないまま、になってしまうわけですよね。
指摘して、注意して指導していく中で、
ある日突然「まむし指」がなおって、「1の指」で支えられるようになるのだと思います。



7月から勤務先の音楽教室でピアノを再開した高校1年生のK君。

レッスン再開時から、ブルグミュラー25番の「バラード」を選んでレッスンしています。
(K君は、この曲を、小学校時代に習っていた頃にもレッスンしたようです。)

6年位ブランクがあるのですが、とてもよく練習してきてくれて、
3回ほどのレッスンで、ペダルまでつけて演奏できるようになりました!

ただ、K君の左手の1の指の関節が、へこんでしまう「まむし指」なんです。


まむし指がなおって、1の指の関節で支えられるようになってから
「ウソのように」腕が疲れなくなった経験をした私は、
実際に「経験」したからこそ、何故「なおさないといけないのか」という事を、
生徒さんにも「伝えなくちゃ」と強く思うんです。

長年「まむし指」に慣れて弾き続けていると、
「ピアノを弾くのって、こんなものか」と思ってしまいがちですが、
まむし指がなおって、「腕が疲れない弾き方」ができるようになると、
本当に「まむし指がなおってよかった」と、改めて実感したのです。



K君にも、「左手の1の指の支え方」について、
「すぐにはなおらないかも知れないけれど、練習する時に、意識してみて」とお話しました。

K君自身も、やはり「腕がとても疲れます」と、おっしゃっていました。

「いつ、まむし指がなおるのか」ということについては、断言できませんが、
「意識して練習する」ことで、段々、よい方向に改善していくと思います。

K君のまむし指も、多分、
「ある日突然、1の指の関節で支えられるようになる日がくる」のだろうなぁ、と。




私もピアノを習い始めたころは、華奢なフニャフニャな「手」でしたが、
もう何十年も「ピアノを弾き続けて」いく中で、
「ピアノを弾く手」が育ち、色々な曲を演奏できるまでに成長しました。
この「たくましく成長したピアノを弾く手」を獲得した今、
生徒さんに指導する際に「“まむし指”の状態を再現しよう」と思っても、
関節がしっかりとし過ぎて、「まむし指」状態にはなりません。


「ローマは一日にしてならず」といいますが、
ピアノを弾く「手」も、すぐには手に入れることができません。

日々の練習の積み重ねが、いかに大切かを、改めて実感しています。


今、ピアノを教える仕事をしていて、
「自分が経験してきたこと」については、
生徒さんにも「説得力のある言葉」で指導することができます。

ピアノに限らず、「未完成」であるからこそ習い、学んでいくことで、
少しずつ「よりよい状態」にしていくものなのですよね。

子供の頃から「失敗を恐れずに、素直な気持ちで学んでいくこと」はとても大切です。

生徒さんにも「色々な経験」を積んで、1つ1つ、学んでいっていただきたいなぁ、
と、心から感じています


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