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PIARAグレードテストで♪

このブログは、【2013年7月15日】投稿記事の本文です♪
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2013年7月14日に、大網保健文化センターでPIARAグレードテストが開催されました。

関連記事はこちらです⇒【PIARAグレードテスト・開催案内(2013年5月7日投稿記事)】

今回、私のクラスから「受験してみたら?」とお誘いしたお二人の生徒さんは、
大学の定期テスト直前だったり、この曲ではちょっと出たくないという事で、
お二人とも受験は見合わせたのでしたが、
PIARAの審査員資格を持っている私に、今回、審査のお仕事のご依頼がありまして…、
この日に特別な用事もなかったので、お引き受けさせていただきました。

受験する生徒さんの演奏曲目等についての資料が届いてから、
それらの曲目リストの演奏を聴いたり、楽譜を確認したり、色々と事前にお勉強します。

コンクール等とは違って、他者との比較ではないグレードテストは、
受験する生徒さん自身の「ピアノの演奏技術向上」のために、
今回の演奏で「よかったところ」や「今後の課題」などについての「コメント」等も書くのですが、
特に初級の生徒さんの曲目は、とても短い時間で終わってしまうので、
それぞれの項目の採点と併せて、
「本人にとって必要なメッセージとなるコメント」を書くのは、中々大変です。

私自身、短時間でより効果的な「コメント」を書くことに長けていませんが…、
受験した生徒さんの「今後」に、何かしら「良い方向に」向かってくれれば…、
という想いを込めて書いていますが…、まだまだ修行を積んでいかねば…

全員の演奏が終わってから、審査員の先生方の「結果」を協議して、
「結果通知書」の「評価」が決まりますが、
今回の審査員は3名で、1つの演奏について、「ほぼ同じ」採点・評価の場合は、
すんなりと、結果が決まりますが、意見が割れることもあります。

音楽は「答えが1つではない」ので、審査員の「目のつけどころ」によって、
見方、捉え方が変わるんだなぁ、と、本当に実感します。


同じ演奏なのに「捨てる神あれば拾う神あり」と言いますか。

A先生は「高く評価」していても、
B先生は「まずい演奏だった」と感じたりする事が常の「答えが1つではない」音楽。
だからこそ、複数の講師が判断した結果を、総合的に相殺して「評価」を出す事が大切なのでしょう。


だからこそ「音楽って面白い!」のだろうなぁ…

「努力を要する部分」について、それを「良くするためのアドバイス」が書かれたコメントであれば、
「そうか」と、受取った本人も「納得」してくれれば、そこで「大きな前進」があるというものです。

ただ「当たり障りのないコメント」を書くだけでは、「生徒さんの成長につながらない」と感じれば、
「内容的には厳しい指摘」も書かなければならなくなりますが、
その「言葉の表現」「言い回し」に配慮して、受取った方に「真意」が伝わるように、
コメントを書いていくことが大切なのだろうなぁ、と思っています。


また、あまりにも「有名な曲」でグレードテストに参加すると、
中々、「高い評価」をもらう事が難しい、という事も感じますよね。


以前のPIARAの講習会で、
「“好きな曲”と“弾ける曲”はイコールではない。」という事を学んだのですが、
自由曲で受験できるこのグレードテストでは、「選曲」はとても大切です。

「エリーゼのために」等の有名な曲は、生徒さんが「弾きたい!」と思う「憧れの曲」の1つです。
「発表会」等では、「凄く素敵に演奏出来たね!」という好意的な言葉をもらえても、
「グレードテスト」では、中々「高評価」は出にくい曲というのもまた現実なのです。

「この曲じゃなければ、この生徒さん、もっとよい評価をもらえただろうに…」と思う事もしばしばです。
「自由曲」で参加する際の「選曲」は、とても大事なんですよね。
それでも、「生徒さん自身が、どうしてもこの“有名な曲”で参加したい!」と望めば、
覚悟を決めて、その曲で参加してもらっています。

結果的に、「“弾きたい曲”で受験して、あまり“高くない評価”をもらうという経験」も、
「本人の中での“学び”」があれば、
1人の生徒さんの成長過程の中で、「大切な経験なのだろうな~」
と感じます。

「主観」と「客観」の違いを痛感して、本人も「ちょっと痛い思い」をしてみて、
はじめて「理解」することだってあります。


「石橋を叩いても“渡らない”」では、「傷つきません」が、「気付きもしません」よね。

どんな道でも「経験すること」は、とても大切なんだろうなぁ、と思っています。


今回、グレードテストをお勧めした生徒さんは、
6月の発表会で、「エリーゼのために」ともう1曲別のソロの曲を演奏しましたが、
本人は「エリーゼのために」で受験を考えていたようですが、
「この曲では、評価が厳しくなるから、もう1曲の方で参加したら?」とお勧めしたのですが、
本人の答えは、「今回はグレードテストは受験を見合わせます」でした。
まあ、グレードテストは、これから先も実施されますので、
「ご本人の出した結論」を尊重しました。
今回、見合わせても、また「次回」のチャンスで挑戦すればよいので。


私自身が指導してきた中で、今まで「グレードテスト」も受験してきた生徒さんは、
全く「受験しない」生徒さんよりも、やはり「演奏に対する意識」も高く育っていきますし、
「講師のアドバイス」に「素直に耳を傾ける下地」ができるんだろうなぁ、と思っています。

もちろん、参加するか否かは、本人の自由です。
でも、ブルグミュラー辺りになったら、とても「良い経験」ができますので、
「発表会」で「人前でピアノを弾く事」に「自信」をつけてから、
次のステップとして「グレードテスト」に挑戦していただければ…、と願っています


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