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「音階」を美しく弾くために♪


この日記は、【2012年12月30日】にマイブログに投稿した記事の本文です。

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皆様、こんにちは。今回もご高覧いただきありがとうございます。

年末年始の休暇中でも、ピアノを弾く事は「年中無休」で自分自身の練習を続けています。
日々練習している曲は、今は「モーツァルトのソナタ」からスタートしています。
真冬のこの時季、朝一番で弾く時は寒くて手がかじかんでしまって思うように指が動かない事もしばしばですが…、手を温めながらウォーミングアップして30分位すると段々と動くようになってきますね。

次回の発表会で演奏しようと思っている曲の1つに「キラキラ星変奏曲(モーツァルト)」を考えています。以前演奏したこともあり、私自身、この曲が大好きなので。
モーツァルトの曲を練習していていつも思う事は「音階をいかに美しく音楽的に弾けるようにするか」、という点がとても重要な気がします。(もちろん、音階以外にも気を配らないといけない項目は沢山ありますが…。)

「音階」は、初級のうちから「練習課題」として何度も出てきている事なので、「簡単にできるだろう」と考えがちですが、実際に弾いてみると「ゴツゴツしないで滑らかに弾く事」はとても難しいのです。1~5までの指によって重心のかかり方が異なるので、曲中の「適正なテンポの中で、滑らかに弾く事」を意識して、「機械的」にではなく「より音楽的に」弾けるようにするためには相当な努力が必要なのだな、と今改めて実感しています。調によって「白鍵・黒鍵」が混ざってくると「鍵盤の高低差」も加わって、より一層難しくなりますよね。それでも「右手」の方は「メロディ」を担当する割合も多く「右手で音階を弾く事」に慣れてきたとしても、「左手で音階を弾く」という課題は、右手以上に難しいです。

モーツァルトの「キラキラ星変奏曲」には、「右手」にも「左手」にも「音階」が出てきます。
特に左手は、3・4の指で弾くところが音が「凹んで」しまったりすることもあるので、「自分の耳で聴いて」確認しながら練習しないといけません。

この難しい課題を克服するためには、やはり「練習」しかありませんよね。
具体的には「リズムを変えて」練習してみたり、「スタッカート」で弾いてみたり…、「曲中で美しく弾けるようにするための下準備」の練習をたくさん重ねていくことになります。
こういう「地道な練習」をしていくことで、「身体に無駄な力が入らずに、より適切な弾き方」を「身体に覚えこませる」ことで、「美しく豊かな響きの音で演奏できるようになる」と私は考えています。

初心者のうちは、譜読みが終わった時点で「もう弾けるようになった」と思われがちですが、「譜読み」が終わった後に、「どう色づけていくか」が大切で、この「色づけ」の違いが、「演奏者の違い」を際立たせて、「独自性」を生み出すのだと思います。

「弾き手の違い」による「演奏の違い」が理解できるようになった時、その人にとっての新たな「ピアノとの出会い」「1段階ステップアップしたステージが始まる」、と言えるのかも知れませんね。

「ピアノを弾く」という行為は、その人自身の「捉え方」によって様々です。
生徒さんも「音符を読んで弾けるようになった」という段階から、「もっと美しく演奏したい」と願うようになっていくことで、「終わりのないピアノ・音楽の世界」に踏み込んでいけるようになると思います。
生徒さんが今、「何を目指しているのか」を見極めながら「ピアノを習う事の意味」を少しずつ伝えていく中で、本人が「より美しい音楽を志向できるように」お手伝いしていくことが「ピアノ講師として」の大切な役割の1つなんのだろうな、と考えています。

私自身がピアノを学ぶ中で、自分自身の経験を通して「見つけ出した結論」を大切に育みながら、1つの答えだけにとらわれずに、これからも更に自分自身の研鑽を積んでいきたいな、と思っています

ブログURL  http://chihiropiano.blog.fc2.com/



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