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怪我の功名

今日はびっくりするようなことがありましたえっ


今日は楽器店の教室でのレッスンだったのですが
一緒の教室で大学時代の同期の友人が講師として働いているのです。

本番前には、お仕事の後に自分の演奏を聞いてもらったり、
逆に彼女の本番前には私が彼女の演奏を聞かせてもらったり、
ある意味戦友のような友達ですキラキラ


その彼女、数ヶ月まえに足の指を骨折したのですが、

「骨折したおかげでピアノがすごく楽に弾けるようになった!!!」

と言うのです。



どういうことかと言うと、
骨折したのは足の指。で、
骨折したところを固定した状態でピアノを弾いてみたところ、
自分がいかにつま先に力を入れて弾いていたかがわかったというのですひらめき電球


そして、それに気づいて足先の力を抜くようにしたら、
体全体がリラックスできて、
思う通りの音を出せるようになった


というのです!!


私も、
「へ~そんなもんか。」

という感じで聞いていたのですが、

その後、彼女の演奏を聞かせてもらいました。
以前にも何度か聞かせてもらったことのある彼女のレパートリーで、
フォーレのヴァリエーションです。


そうしたら。


確かに、音が、全然違うんです!!!



なんというんでしょう。


音の輪郭というか、芯というか、そういうものが今までに比べてとても明確になり、
う~ん、なんて表現したらいいのか・・・そう、
ピアノの、弦全体が、とてもよく響いている、というか・・・
そんな音になっていました。
これには正直びっくりしました。


彼女が言うには、

「身体の力が抜けることで

 五感が解放された。

 今まで聞こえなかった音が聞こえるようになったし

 視野がひろがって見えなかったものが見えるようになった」

ということだそうです。


確かにその感覚は、私も体験があります。

あるときのレッスン(自分の)で、師匠に言われた一言がきっかけで、
突然目の前が開けるような、
自分の中心となるべき位置が確定されて、
手や足や末端の指なんかはすべて完璧に自分のコントロール下におかれたかのような、
そんな感じです。
うまく表現できませんが。


自分の主観としてそういうのを体験したことはありましたが、
ここまで音が変わるものかと、他人の演奏を聞いて驚いたのは初めてでした。



それは、彼女にとっては「つま先に力が入っていた」
ということなんでしょうけど、
たぶん誰にとってもそういうことってあるんだと思うんです。

私にとってはそれは、つま先ではなくおそらく首と肩とそれに付随して上半身、ということになります。
上半身がリラックスできると腰できちんと重心をおけるようになり、
腰に重心をおけるようになると、
上半身も下半身も、とても自由になります。
ストレスなく音を出せますし、思い通りに動かせます。(テクニック的な問題は別として)

そして、生徒さん一人一人も、それがどの部分かというのは違うと思うんです。
ある人は脇が締まってしまっていたり
ある人は首と顎がかたまって突き出してしまっていたり、
肩かもしれないし背中かもしれないし足かもしれないし姿勢の取り方かもしれないし・・・

そういうのを、きちんと見つけてあげられる先生にならないといけないな、と、
彼女と二人で再確認したのでした。




ちなみに・・・


その後、

「私にもそういう画期的な発見とか、起きないかな~DASH!

とつぶやいたところ、


「骨折ってみたらいいんじゃない音譜

との返答をいただきました笑



いや、私の場合
文字通り、骨折り損のくたびれ儲けになる可能性が大・・・笑笑笑


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