アヴデーエワとユンディ・リ

今月、二人のショパンコンクール優勝者のリサイタルを聴きに行きました。

まず２日にユリアンナ・アヴデーエワ。
アヴデーエワは２０１０年のコンクールで優勝し、現在２９歳。
プログラムは
　ショパン：ノクターン第１６番、第２０番
　ショパン：幻想曲
　ショパン：４つのマズルカop.１７
　ショパン：ポロネーズ第５番
　プロコフィエフ：ソナタ第８番
（アンコール）
　チャイコフスキー：瞑想曲op.７２－５
　ショパン：ワルツop.３４－１
　シューベルト：３つのピアノ曲D９４６－３
アヴデーエワは知性溢れるクールな演奏で、ショパンはもちろん、
プロコフィエフも難曲にもかかわらず、メロディがよく歌われていて感動しました。

そして６日にユンディ・リ。
ユンディ・リは２０００年のコンクールで優勝し、現在３２歳。
プログラムは
　ベートーヴェン：ソナタ「月光」、「熱情」
　ショパン：ノクターン第１番、第２番
　シューマン：幻想曲
（アンコール）
　任光：彩雲追月
　ベートーヴェン：ソナタ「悲愴」第２楽章
　青海民謡：遥か遠くのそのまた彼方
　リスト：タランテラ
ユンディはアヴデーエワに比べて、男性なのでエネルギッシュで力強い演奏。
最近はベートーヴェンの作品に意欲的に取り組んでいるみたいですが、
ユンディはベートーヴェンよりロマン派が合っていると感じました。
後半とアンコールの演奏が素晴らしかったです。

二人ともまだ若いので、今後どのように演奏が変わっていくか
とても楽しみです。