泣ける歌　２

さて、　Ｙさんの息子、Ｙくんの高校。

３会戦ぐらいまでは順当に勝ち進んでいったが、今度は　有名な強豪校。

なんでも、相手校投手が　「ええ肩している。　コントロールがいい。」らしい。（うしろの　おじさん情報）

そのため、なかなか、打てず、少しの点差がありました。

９回になって、やっと、われらが　Ｙくん　バッターボックスに登場！

”過度の期待によるプレッシャーからくる緊張、筋肉の硬直”　

などという　おじさん情報なんて　この後におよんで　知ったこっちゃない！

わたしたち、Ｙくん応援団は　声がわれんばかりに　叫び続けました！！

「カッセー！　カッセー！　Ｙ〇〇！」

カキーン！

なんと、Ｙくんの　打った球は　相手投手の頭上をはるか　越えていった。

Ｙくんは　後者の本番に強いタイプだったのだ。

しかしそのあとが続かず、Ｙくんの高校は　敗れました。

試合が終わって、我ら、にわかＹくん応援団は　Ｙさんの元へ　駆けつけました。

「Ｙくん、すごいやん！　かっこ良かった～♡」

「ほんま、ほんま、監督さんも最初っから　Ｙくん使ってくれてたら　勝ってたかもよ。」

「いい、試合　見せてもらったわ。」

口ぐちに　勝手に褒めたたえていた私たちに　Ｙさん一言。

「　終わった・・・　」

何が終わったのか。　　　　　

試合なのか、甲子園への夢なのか、　あるいは、子育て、、という意味か・・・



あの時からだ。

「　♪雲はわき～　ひっかり溢れる～♪　」

と歌う　男性合唱が　ＴＶから流れると、

私までもが、　　　うっ。。

鼻の奥が　ツーンとなって、眼がうるうるしてくる。

泣ける曲って、伝染するんだ・・・・

それまでは、校歌のような、ダサい曲、、、なんて　思ってたのに。。。

そうだ、うちにも、生徒に野球少年がいる。

野球の練習と　ピアノの狭間で　苦しんではいるが、

今度の　発表会の連弾の部で　この曲やらせてみるか・・・（ソロ部門はダメだが・・）

「　♪　ああ～　栄冠は　君にかがやく～♪　　」